ほうじょう

2024年4月に出産予定。ジェンダー格差や環境問題解決のためにできる身近なアクションを…

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2024年4月に出産予定。ジェンダー格差や環境問題解決のためにできる身近なアクションを地道に実践中。選択的夫婦別姓がなかなか実現しないので、私(妻)の姓にすることにしました。保護猫と暮らしています。

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あと2日で男子の母になるから今の気持ちを残しておく

おそらく、あと2日(くらい)で私は母になる。 妊娠期間中も私がこの子の母であったことには変わりないのだけれど、どちらかというと「私は母体である」いう感覚の方が強く、母としての実感があまり湧いていないのが率直な気持ちだ。 今日は妊娠41週0日。予定日を1週間超過している。 正期産を過ぎると胎盤の機能が低下し赤ちゃんが苦しくなってしまう可能性が高いため、明日から人工的に陣痛を誘発させるために入院することが決まっている。 つまり、最速で明日、遅くても明後日くらいには我が子に

    • 彼の姓にしなかったことで、母の人生も好転した話③

      *この話は「彼の姓にしなかったことで、母の人生も好転した話②」の続編です。 「何もない」母の決意  「たかが女子短大卒で何もできないお前に、口出しする資格なんかない」 当初、父から浴びせられる言葉をそのまま内面化した母は萎縮し、父に怯えていた。  しかし、日々殴られ続け外出も許されず、精神に異変が生じ始めた11歳の兄を見て、「私が怖がっていたら、この子はもっと怖いはずだ」と自分を奮い立たせ、暴力をやめなければ離婚だと凄んだ。  塾長としての体裁を保つためにも離婚だけは

      • 彼の姓にしなかったことで、母の人生も好転した話②

        *この話は「彼の姓にしなかったことで、母の人生も好転した話①」の続編です。 実の親をも殴る父  早稲田大学を卒業し、小中学生向けの塾の塾長をしていた父は、教育熱心で生徒・親ともに慕われ、塾内の人気投票で一位になるような講師だった(らしい)。  しかし、家での姿は違っていた。  塾長ともあろう人物が、我が子を地元の公立中学で甘んじる訳もなく、特に私より二歳上の兄の教育に関する執着は常軌を逸していた。兄を地元の名門中学に入学させるために必死になっていた父は、「公立小での勉

        • 彼の姓にしなかったことで、母の人生も好転した話①

          思ったよりあっさり決まった「苗字の話」  「ジャンケンで決めるんじゃなくて、俺たちは、倫子の苗字にする、という選択をしよう」  95%の女性が、取り立てて理由もなく(あるいは「女性だから」という"れっきとした"理由で)婚姻後に夫の苗字に変えているこの国で、彼が私の姓になることが決まったのは、思ったよりあっさりしたものだった。  「私は、女性だからという理由だけで苗字を変えたくない。だからいっそのことジャンケンとかで決めてもいいと思うんだよね。どうかな?最近増えてるみたい

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