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砂時計で紅茶を淹れる

【砂時計で紅茶を淹れる】

最近というわけではない。
長男に対してのイジワルが止まらない。
しつけじゃない。
叱るでもない。
ただ自分のモヤモヤやストレスを解消するために、あたっているだけだと思う。
私の意のままに動かしたい。
私の思う通りに在ってほしい。
そんなこと無理だし、そんなの私のエゴだし、ということをわかっているつもりなのは表面上で、もっと深いところでは理解してないというより、拒否しているのかも。

お腹の中で大事に大事に育ててきた初めての子ども。
絶対に無理しないように過ごした。
生まれてからも、大事に大事に育ててきた。
気質も私に似ている。
だから余計に分身感があった。

幼稚園の終わりくらいから、
「あれ?私とは違うな」
ってことが増えてきて、子どもと私は違う人間なんだってことを受け止めなきゃな、ちゃんと境界線を引かなきゃな、と思っていたのに、結局うまくできていない。

母子分離不安を助長しているのは私なんだろう。

次男がお腹に入ってから、「上の子かわいくない症候群」になった。
多分そこから抜け出せていない。
自分は母親としてどこかおかしいのではないか、という感覚はもはや根深く自分にしみついて、自分を責めながら子育てしている。

子どものことは大好き。
ちゃんと愛情もある。

だけど、生まれた時のように「目に入れても痛くない」という感じではなくなってしまったな、というのが正直なところ。

嫌いなわけでもなくて、かわいくないわけでもなくて、ただなんか、受け入れられないところがある、と言ったらいいのか。

こんな母親いないよね、と、思う。
こういうのってどこに相談したら話聞いてもらえるのかな?

日々イライラしている私の顔色を伺うようになってしまった長男。
これじゃ良くない、と思う私。
でもどうしたら解消できるかわからなくて、とりあえず自分が欲している「のんびり」のためにカフェに行く。

ティーバッグじゃない紅茶を飲むなんて何年ぶりだろう。

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