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終わらない週末 (ネタバレ注意)

観ました。(Netflix配信)  大変面白かったです!!!

ネトフリオリジナルなのに、ジュリアロバーツやイーサン・ホーク、ケビンベーコンって豪華キャスト陣に惹かれ、マイリストに入れたまま、やっと先日観られました。 とてもとてもよかったです。
SFなのか、サスペンスなのか・・・結局私の感想としては、近未来が予測できそうな恐怖映画でしたね。
 
ネットが繋がらない。そのことでどのような現象が起こるのか。

震災後関東でも、計画停電がありましたね。その時を思い出しました。電気一つとっても、寒く暗く家電の全てが止まり、不便を超えて悲しみや苛立ちがありました。ネットも然り。

銀行やカード、Wi-Fiの他にも多くのことが今や、ネット前提です。決済アプリの不具合もよく聞きますし。何より検索できないことで、行動がストップしてしまいます。 そんなことを描いた作品ですが、悪役や裏組織があるわけでもなく、AIの暴走なのでしょうか。意図的に誰かがそうしたわけではなさそうで、何かのきっかけで当たり前だったことが全て、動かなくなる恐怖。 自動運転車が無人で暴走し始めるシーンもあり得そうで怖かったです。 

投資家の話も出てきます。全ては株式などもネットが常に稼働しているからこそ、人々は対応できています。パソコンに張り付いていた投資家の方々も、ネットワークにアクセスできなければ、おしまい。今はキャッシュレス時代と言われますが、一周回って、現金を持っていた方が良かったり???なんて思ってしまいました。

映画のラストは、先ほど書いたように、誰か悪の組織や犯人がいるわけでもなく、そうなってしまった世の中を受け入れて行くしかない、背筋のぞっとするお話でした。 自家発電やシェルターを所有している人の勝ち、みたいな描かれ方もしています。ですが生きるための食材の備蓄はいずれ底つきます。 

映画の中では、<テスラ>や<北朝鮮><中国>といった名指しセリフが出てきたのもユニークでした。というか大丈夫なのかな・・・なんて心配になりました。

全てがネット。そんな社会の行く末を描きたかったのかな、と思います。

人が自ら作り出した文明に、逆襲される。そんなよくあるお話ではありますが、解決するわけでないところが、リアルに怖かったです。

機会あれば是非是非ご覧ください!!

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