見出し画像

ルーム   (ネタバレ注意)

観ました。(プライムビデオ配信)

マイリストに入っていたものを一つ見終えました。大変おもしかったです。というか・・・作品としてズシンと重たいのですが、よかったという感想です。

確か、ひろゆきさんが随分前にこれを好きな作品として挙げられていて、少し意外だなぁとそのとき思ったのです。(マイリストに入れていたので概要は知っていましたから。)そしてそんなひろゆきさんが薦める作品は観ないと・・・と思い立ちまして。

これが実話をもとに、ということもあり、おぞましく胸が痛むテーマではあります。<監禁事件>と聞けば日本でもありましたよね。数日レベルではなく何十年も。そして海外の事件でも、犯人の子を身籠り出産したという、どう表現すれば良いのかわからない、恐ろしいことが起こっていましたね。

その想像を絶する、いえ・・・想像をとにかくしたくない、そんな事件をもとに作られたようですが、その重く暗い部分はなるべくオブラートに包み、母と子の愛情、絆。そこのみに焦点を当てて、この作品は進みます。

外界を知らずに5歳となった息子は、とてもとても聡明です。子役の演技力も素晴らしく、感情移入しやすかったです。

犯人が捕まっても、空白の時間は戻らない。悲劇です。でも生きていく限りは、未来に向かって歩まねばなりません。

この作品で好きなセリフ。
「父親?父親はいません。」
「父親とは、我が子を愛する存在でしょ。だからこの子には母親しかいません。」

主人公が息子の父親、すなわち犯人について尋ねられたときの答えです。

父親とは我が子を愛する者。 昨今虐待などで幼い子たちが多く犠牲となっていますが、母親にも当てはまりますよね。

今ならHuluでも観られるようです。機会があればぜひ!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?