見出し画像

私にとっての「読むこと」

読書をして知識を深めたり、気づきを得たりすることで、自分が育っていく感じがします。

この1年はひたすら吉本ばななさんの小説やエッセイを読んでいます。
私は、本当はこのことに傷ついていたんだ。あのときこんな風に考えられていたら少しは楽になれたのかも。同じように弱っている人にはこうやって接したら良いのかな。これからはこの考えを軸に生きていこう。

気づいて、関連して考えて、自分の生き方に納得する。
本を読むことによってどれほど自分を癒すことができるか。読む前には思いもしなかった収穫です。

吉本ばななさんの本で心が回復して、今はもっと色々な本を読みたいなと思っています。

そしてアウトプットしないとそわそわするようになりました。
買った本は何度も読み返すけれど、感じることはその時々によって違います。自分の感情の揺れ動きや、その本を読んだことによる体験を残しておかないともったいない…そう思えるくらいに感受性が豊かになった気がします。
また、読書による体験が積みあがったときにもっと自己成長できる、とも思います。

読んだ分アウトプットすることにしたのは、noteを始めた3年前からです。ちょうど会社を休職していて時間があったし、何か生産的なことをしていないと不安で。
いずれwebライターに転向したいと思っていたから、ポートフォリオ的な意味でもブログを書くことは有意義だと考えて。

最初のほうに読んだ樺沢紫苑先生の『読んだら忘れない読書術』にもかなり影響を受けました。

・読書をしてその本の内容を覚えていないということは、知識として定着していないということ。その読書が何の役にも立っていないということになってしまう
・記憶するにはアウトプットが大切
圧倒的なインプットがあってこそ圧倒的なアウトプットができる

『読んだら忘れない読書術』より 要約

すごく納得して、休職中はほぼ毎日読書して感想文を書いていました。
うまく書けていたとは言えないけれど(読み返してみたら、本の内容をただなぞっているだけで、自分が何にいちばん感銘を受けたのかが分かりにくい文章でした…)、インプット&アウトプットの練習としては成功でした。単純に回数をこなすと慣れるし、着手のハードルが下がりますよね。やっておいてよかったと思ってます。

今は読書をしていて気づいたことから関連して色々と考えるのが楽しいです。
吉本ばななさんの本を何冊も読んで、自分の人生について考えたり。ばななさんがおすすめしている本にも手を広げてみたり。
『満月珈琲店の星詠み』で知ったホロスコープを自分でも作って読み解いてみたり。
読書量を増やせば増やすほど、気づきも多くなる。気づいて、「私はこう思うな」と思いつくスピードも速くなる。アウトプットしたくなる。それでnoteの下書きも増えるので一石二鳥です(^^)

だから読書感想文を書くときも、本の内容を忠実になぞらなくても良いんだなあと気づきました。その本を読んで得た自分の考えのほうを優先して伝えたいという気持ちになってきたから。

読むのも、感想を書くのも本当に楽しいです。ずっと趣味として続けていきたいな。

(アイキャッチ画像はUnsplashでお借りしました)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?