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ちょいちょい書くかもしれない日記(リベイク)

一人暮らしになって、コロッケとかメンチカツとか、ある程度の量を仕込みたいものを作りづらくなった。
実は、作り置きというのが、あまり好きではない。
モズのハヤニエみたいに存在を忘れ、あるいは何故か「あるなあ、食べんとなあ」と思いながら手を着けず、冷蔵庫や冷凍庫の中でダメにしてしまうことが多すぎるからだ。
そのくせ、いよいよ傷ませてしまったら、謎なくらいダメージを受ける。
つまり、作り置きが苦手というより、計画的な管理そのものが不得手なのだ。
幸い、駅前に揚げ物が美味しい総菜屋さんがあって、一人分なら圧倒的に買ったほうが手間がない。
ただ、問題がひとつあった。
私は、冷めた揚げ物が苦手だ。
特に、衣が水分を吸ってフニャッとなったのが嫌で嫌で仕方ない。
カリッとした衣と、あつあつの中身を欲している。
でも、どれほど揚げたてを買ったとしても、山道をえっちらおっちら自宅に帰り着く頃には、コロッケもメンチカツも生温くなっている。衣も油っぽくふやけてしまう。
あかーん。これじゃないのよ。

そんなときに知ったのが、バルミューダのリベイカーだった。
トースターとしての機能は持ちつつも、温めなおしを主目的にした家電。
それって! まさに今の私が必要としているものでは!? 
ちょうど仕事部屋のミニキッチンにトースターを置きたいと思っていたこともあり、すぐに予約した。
ただ、疑念もあった。
ほんとに、そんなに上手に温め直しができるのでござるかぁ?
オシャレ家電の言うことを真に受けて大丈夫でござるかぁ?

疑ったりして、すみませんでした。
というか、バルミューダ自体を、しゃらくせえイメージ戦略だけの家電だと何となく敬遠していてすみませんでした。
すげえわ、リベイカー。
用途によってダイヤルを切り替えて使うだけの簡単設計。
勿論、時間は自分で設定するのだけれど、だいたいの目安を目盛り点灯で控えめに表示してくれるので、だいたいそれに従いつつ、様子を見て追加加熱しているうち、こっちの経験値が勝手に上がってくる。
コロッケならこのくらい、コロッケパンのときはこのくらい……などなど。
コロッケもメンチカツも、マジで衣がサクサクになる。
底がちょっと焦げることもあるけれど、そこはこちらに学習の余地ありということなのだろう。
たぶん、もう少し短め加熱が正解だったのだ。
中も熱々。
カツも春巻きも上手にあっためる。
エビフライは中身が細いので、もっとシビアな加熱時間を見極めないといけないけれど、でもちゃんとカリカリ衣だ。嬉しい。
人機が共にベストエフォートを発揮できれば、揚げたて同然に迫れる気がする。
リベイカー、偉い、偉すぎる。

普通のトースター機能も、スチームなんかなくても全然悪くない。
見ていると、最後の最後でガッと熱を上げて焼き色をつけるようだ。
総菜パンも上手に温める。
ホットドッグのソーセージの中まであったかくしてくれる。
チーズトーストに至っては、天才的な仕上がりだ。
うっかりQOLが上がってしまった。
バルミューダ、恐ろしい子である。
他の家電も、ちょっとだけ気になっている。
ちょっとだけ。

こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。