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ちょいちょい書くかもしれない日記(リフォーム工事)

家を建てたとき、洗面所とトイレと庭仕事用の作業場と猫トイレ置き場を一カ所にまとめてもらった。
つまり、我が家のトイレはアホみたいに広い。暮らすのは厳しいが、一晩寝る程度ならできるかも。そのくらいのサイズ感だ。
広いのだが、まさか猫が5匹に増殖するとは思っていなかったので、いささか困惑の日々を過ごしてきた。
他に場所がなく、トイレ内に巨大な猫トイレを2つ収めることになったものの、蓋付きを据えても舞い散る粉の量が凄い。
何もかもが真っ白になる。
元野良の猫たちは猫砂の好みがうるさく、いわゆるシステムトイレの類は一切受け付けない。しっかりした砂をガシガシ掻きたいらしい。
まあ、気持ちは多少わかる。
色々なタイプの砂を試してみたが、いずれにしても粉は凄まじく飛ぶ。
開放式の戸棚に、ものが一切置けなくなった。
猫たちは、床も気前よく汚す。
掃除がしやすいという触れ込みで採用したタイルの床は、なるほど拭きやすいかもしれないが、致命的な欠陥を抱えていた。
目地が死ぬほど汚れるのだ。そして、目地の汚れはとても落としにくい。
あと、山奥のトイレは冬になると恐ろしいほど冷える。平気で五度とかになる。タイルは氷のように冷たくなってつらい。
ヒーターを置いても部屋はなかなか温まらないし(温まる前に用が済む)、そのくせ電気代だけは恐ろしいことになる。
ヒートショックで倒れたときの出費とQOLの低下を考えると(というか、そのまま人生をフィニッシュする可能性も大なわけで)、いっそ床を貼り替えるついでに床暖房を入れてはどうか、という結論に達した。
床は、極力安っぽくないクッションフロア的なものに決めた。オシャレより、メンテナンス重視だ。
以前より、梅雨時から秋口までの玄関まわりの湿気にも悩まされてきたので、いっそ洗面台を移動させ、トイレの壁にエアコンを設置してはどうか、ということになった。
大げさに聞こえるかもしれないが、4ヶ月あまり湿度80パーセントが続く玄関はヤバい。
去年、扉にかびが生えてビビったので、やってしまうことにした。

というわけで、対象は一室だけのわりに妙に大がかりなリフォーム工事が、ついに始まった。
猫たちは右往左往している。申し訳ないが、仕方ない。
ただ、いちばん心配していた繊細ちゃんの長兄猫が、思いのほか落ち着いているのが救いだ。
水道と電気を一時的とはいえ止められてしまったので、料理も仕事もできない。
仕方がないので、充電たっぷりのスマホでこうして日記などを書いている。
本当は少し寝たいのだけれど、作業中に確認事項が発生して、意外と呼ばれる。
内扉越しの「すいませーん」を聞き逃してはならないと思うと、おちおち寝ていられない。眠い。

職人さんたちが帰ったあとの、お疲れキャット。

こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。