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小説ショートストーリー

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上手くなる為の練習です。
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記事一覧

小説
若葉に伝えたいことがある。でも言えない。笑われそうで。何回言ったら伝わるのかな。本当の僕の気持ち。
白樹(しろき)は、言葉が足りない。
いつも、途中で言うのをやめてしまう。聞くのに。
「若葉」
「うん」
「聞いて」
「うん」
「ごめん、なんでもない」
「言って」
「好きだ」

小説
君に会いに行った。
君はいなかった。
いつも会う公園。いつも食事をするレストラン。
探して探して、諦めて家に帰ると、君が立っていた。
「どこにいたの? 探してたんだからね」
君はちょっと拗ねた顔で僕に言った。
「僕も君を探してたんだ」
「ありゃ」
君は笑った。
僕も笑った。

小説
願い事を3つ叶えてあげる。そう言った彼女に恋人になってと頼んだ。
彼女の心が分からなくて不安で彼女の本心を知りたいと言った。彼女は笑って「好きよ」と言った。恋人になった時心を操作してしまったか不安になった。願い事を言う前に戻ってと言った。そして彼女と恋人になれたので幸せだ。