初めてでもスパイスから作れる本格(っぽい)カレー チキンカレー編

高校生の頃から料理が好き。
昔は良く"一人暮らしの男の家にフードプロセッサーが!?"という反応をされたりした。

一番好きな料理はカレー。純日本人だがインド人みたいな顔だからかもしれない。
うちの子どもたちは家でルーを使ったカレーを食べたことがない。
(学校とか子供会とかのイベントで食べるくらいかな)

スパイスからカレー作る話をすると大体大げさに驚かれ、「難しそう」「時間かかるでしょ?」「やってみたいけど無理だな」とか言われるんですが、そんなこと全然ない。そんなこと全然ない!重要なことなので二回言いました。

考えても見てほしい。
インド人は毎日のように作るのだ。
そんなめんどくさい料理な訳あるか!?

日本人にカレーがめんどくさそう難しそうと思われている理由は、大方テレビなどで見る「飴色たまねぎ」のイメージのせいだろう。
何時間も玉ねぎを炒めて、焦がさないようにずっと鍋の前にいてかき混ぜ続ける。みたいな。

そんなんしないわww
いや、一回やったことあるけど、もう二度とやらね。めんどくさい。

なのでみんなに作ってみてほしい、比較的簡単なチキンカレーを紹介。
やってみたらわかる。これは要するに「煮物」だ。料理をする人なら得意な人も多いはずだ。
問題があるとすれば、スパイスがない場合は買って来る必要があることくらいかな。
なのでスパイスの種類も少なめレシピ。

うちは5人家族(おかわり+翌日分含む)なので多めの分量ですが、たくさん作った方が美味しく作りやすいので大人数で食べるときにでもどうぞ。
もちろん分量1/2くらいで2,3人前(おかわり含む)、1/4で2,3人前(おかわりなし)にも出来る。

材料

玉ねぎ:大4個 or 中6個程度
茶レンズ豆:200g(無ければ大豆の水煮とかでもいいし、無くても良い)
鶏もも肉:800g
トマトピューレ:1缶
ニンニク:ふたかけ
生姜:ニンニクの半分くらい
ココナッツオイル:大さじ6くらい(後述)

パウダースパイス

クミン:大さじ2
コリアンダー:大さじ1
ターメリック:大さじ1
カルダモン:小さじ1(無くても良い)
塩:大さじ1
レッドチリ:食べる人の辛さの得意具合で小さじ1/2 ~ 小さじ2くらいで調整
子供がいるなら無くてもいい

手順

・パウダースパイスと塩を一つの器にまとめて入れておく(混ぜなくていい)
子供・大人・辛いのが得意な人・辛いのが苦手な人など、複数名で一緒に食べる場合は、レッドチリを入れずに作っておく(カレー完成後に一部を別鍋に分けてレッドチリを入れるか、粉じゃない唐辛子でテンパリングする)

・玉ねぎをフードプロセッサーでみじん切りサイズに刻んでおく
フープロがなければ手で刻む

・生姜とニンニクをすりおろす

・レンズ豆を軽く洗っておく

・鶏もも肉を大きめの一口大に切っておく

・鍋にココナッツオイルを入れて玉ねぎを炒める
ココナッツオイルの量の大さじ6は目安で、玉ねぎ全体にオイルが回ってなお余るくらいの、少し多めの量が◎
最初は強めの中火
玉ねぎから水分が出てきて、さらにその水分が無くなってくるくらいまでは火力そのままで大丈夫
水分が無くなるまではそんなに頻繁にかき混ぜる必要も無い
3,4分に一回かき混ぜつつ、他の料理や洗い物等をしておく
毎回かき混ぜた後に、鍋底全体に伸ばすようにして出来るだけ均等に熱が入るようにする

・玉ねぎの水分が無くなって来ると、かき混ぜたタイミングで鍋底に茶色く焦げっぽいものがくっつき始める
この茶色いのが甘味なので、本当に焦げにならないうちに鍋肌からこそいで玉ねぎに混ぜるようにする
茶色い甘みが出来るようになってきた位で弱火にして、かき混ぜる頻度を上げていく
かき混ぜるタイミングの目安は茶色いのができ始めるくらい
炒める程に茶色いのが出来るペースが早まっていく
前述の通り、いわゆる飴色玉ねぎになるまで炒める必要は無い
茶色の甘みが玉ねぎに混ざってだんだん茶色くなり始めたら、立ち上る湯気の匂いを嗅いでみよう!
玉ねぎ特有のツンと来る匂いがなくなっているはず
そしたらもう次の工程に行ってOK(もちろんこだわりたかったら弱火で炒め続ければ1時間〜2時間後くらいに飴色になる)

・玉ねぎが茶色くなってきたらニンニクと生姜を入れる

・ニンニク・生姜が全体に混ざって良い香りになったら、鶏肉を入れて中火にして炒める

・鶏肉の表面が全体的に白く色が変わったらパウダースパイスと塩を入れる

・軽く混ぜたあと、トマトピューレを入れて、トマトの水分がグツグツ煮立ってくるまで混ぜながら炒める

・トマトが煮たったらレンズ豆を入れて軽く混ぜ、水をヒタヒタになるくらいまで入れる

・蓋をして30分ほど煮込む

・味を見て、必要なら塩を足す

・完成
お好みでこの後もうしばらく煮込んでもOK


味のポイントは玉ねぎをケチらないことと、ココナッツオイル。
ココナッツ臭が嫌いな人じゃなければ、簡単に本格感が出せるのでおすすめ。
ココナッツ臭が嫌いならオリーブオイルでも。

市販のカレールーが固まっているのは牛の脂のおかげ。
牛の脂なのでカロリーは高いし、常温で固まるからいわゆる「こびりつき」になりやすい。食べすぎると「うぇ」ってなる。とろみが付く程入れると味が濃すぎるし。だからご飯も大量に食べてしまう。

その点自分で作ったカレーは食べすぎても気持ち悪くならないし太りにくい。
お皿や鍋の汚れも水で流すだけで大体落ちる。
味は自分で調整すればいいし、余計な化学調味料とかも入っていない。

ほんとうにおすすめ。
料理自体が嫌いじゃなければ是非作ってみてほしい。

どうだろう。やってみたくならないだろうか。

うーん、文字ばっかりで写真がないから食欲・料理欲をそそらないかもしれない。。
今度写真とって更新するか、youtubeにでも上げてみよう。



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