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書籍レビュー「87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え」

こんばんは。Mickey★です。
今年は元旦から三が日まで、地震、事故、犯罪が続き、昨日の大発会も日経平均は一時700円と大幅に下落し、175円安の33,288円で終わりました。
ドル円は、年末に141円だったのが、144円後半とドル高円安になっています。そして、知らないうちに仮想通貨のビットコインは2年前くらいの金額に戻ってきていました。
因みに昨日、おみくじを引いたら「半吉」だったのですが、どこから飛んでくるか分からない矢や泉に立とうとしたらかたい鋭い刃で妨げられる・・・とか、どんだけ妨害されんねん!という、ひどい運勢でした。ここ数年でひいたおみくじで凶をひいたこともありますが、それ以上にひどい内容でした。
話がだいぶ、逸れてしまいましたが、私は以前にWBSでこの方の取材を見て、80歳過ぎで株式やってるってスゴイな~と思いました。amazonで本を出されたことを知り、しかも8万部も売れているとのことで、読んでみました。
全然関係ないですが、50歳以上のおひとり様の本が結構出ているようで、それなりに需要があるようです。たまたま見た本が70歳、団地暮らしというものでしたが、同じようなジャンルの本がamazonに出てくるので、一人でどのような生活を送ると幸せになれるのか、ということに関心が高いように感じました。

この本をオススメしたい人

1.株式投資をやってみたい人(国内)
2.50歳以上で人生に迷いがある人
3.元気が欲しい人

この本のあらすじ

1936年、兵庫県の貧しい農家の4人兄弟の末っ子に生まれ。高校卒業後、ペットショップを勤務し、雀荘経営をしつつ株式投資に打ち込み、66歳にして初めてパソコンを買ってネット取引開始。毎朝2時起きで相場に挑む87歳の現役デイトレーダー。これまでに築き上げた資産は18億円!
個人投資家の投資手法と生活の全貌を初公開。

好きこそものの上手なれを地で行く人

87歳で資産18億もあれば、普通の人なら、良い家に住んで贅沢なご飯を食べて悠々自適に暮らしている人が多いと思います。
ただ、色々なお金持ちの人の本を読んで多いな~というのが、彼らは至って質素。洋服も何年も同じものを着て、旅行もあまりしない人が多い。多くの人が『お金持ちになる=幸せになる』と思っている気がするのだが、本当のお金持ちは、お金の使い方を知っている人ではないかと思います。
藤本さんは、お金自体は全く興味がなく、純粋に株が好きなんだということがよく分かります。
1銘柄を買うために四季報、アメリカの相場動向、テクニカル分析(ローソク足、RSI等)等、様々な情報から購入金額と売買金額の予測や判断し、月に500~600回の売買取引(あくまでも約定した件数であり、約定していないものも含めると相当の件数を注文していると思われる)をするには、相当の集中力や根気が必要であり、本当に好きじゃないと出来ないと思います。
読んでいて共感したのは、予想して買った株が上がって予測通りに売れた時の嬉しさ(といっても、私は年間で2,3回しか約定していませんが…)や基本的に損切をしないという考え方です。
通常は損切を推奨されていますが、余裕資産で投資するお金があるのであれば、損切はする必要がないという考えです。ただ、その会社が潰れてしまえば紙くずになってしまうので、自分が購入した会社が倒産しないかどうかをウォッチする必要はあります。藤本さんも過去に会社が倒産して損をしたという話を書いています。
後、たまに病院に行って高齢者がじっと自分の順番を待っているのを見ると、「もっと別のことに時間を使えばいいのに」と思うところも、共感しました。
何か一つでも打ち込めるものを見つけて、その打ち込めるものを追求するために時間を使った方が「最後まで自分の人生を全うできた」と言えるのではないか・・・と藤本さんは、おっしゃっていますが、自分が好きと言えるものが分からない人が多いから、自分の人生って何なのか?と考えこむ人が多いのかもしれません。
何が好きか分からないなら、まずは、何かをやってみれば良いと思いました。
私は、自分が知らなかったことや、これまでの概念が覆るような気付きを得た時が一番面白いと感じるのですが、40歳を過ぎると、自分で探求しないことには、新しい発見を得るのが難しいと感じています。

投資については、最近は日本株よりもFXばかりやっているのですが、藤本さんも信用取引を使ってレバレッジをかけて行っているところを見ると、現物取引ではなく信用取引を使う方が面白いのかなとも思いますが、ドル円1つで、毎日何度もチェックしているので、複数銘柄で行うと神経が持たないだろうな~と思います。
最初は少額でも取引にビビるのですが、だんだんと慣れてくるため、忍耐力が高められる点では良いと感じる(その前に止めてしまう人が大半だと思いますが…)ので、投資を始めてみたい人は、是非、本を読んでみてください。


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