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22年、家事と育児と仕事と両立

こんばんわ、2児の父です。

本日はほぼフル在宅で家事と育児と仕事を両立しようとした1年間を振り返ってみたいと思います。
※いろいろボカしてます、インターネット老人会は身バレに気を遣うのでお許しください

①総論:マジでしんどかった

これに尽きます。いや仕事もいろいろミスマッチだったのもあるかもしれませんが、本当に悩み苦しんだ1年でした。
朝は5時半に起床、家族の朝食を作り洗濯物を畳み、起こし、食器を洗い、朝寝の準備などしつつ仕事。昼は昼で合間に食器を片付け、保育園の電話にピリピリして仕事を17時半で終えたらお迎えに行って各種家事育児対応し、合間で仕事のチャット対応、寝かしつけたら仕事再開、夜はエンドレスで就寝前に少し自分の時間。また朝に戻る

自分の人生で一番近い状況は、と言われたら浪人時代だったかもしれません。ストイックに勉強し続けた1年でしたが今年はその感覚に似ていた。あまりにキツいのに吐き出す相手もなかなかおらず、そんな中で深く狭い交友関係(オブラート)で聞いてもらったいろんな人には感謝しかありませんでした。あとなぜかTwitterの更新頻度は上がった

②各論1:家事は正直楽勝だった

家事は料理は任せられたので、あとは分担しつつとにかくはやく丁寧に正確に終わらせることを共通目標で頑張りました。食洗機とドラム式洗濯機は神。ロボット掃除機は子どもという神殺しの存在により消え失せ、代わりにDysonに頼った。第一日目の事である。神は死んだ

自分含めて家族があまり家で酒を飲まず、料理も別にそこまでのこだわりはないのも良かったかもしれない。ここにリーデルのグラスとか洒落た木製食器(食洗機不可)とか大量に毎日洗う羽目になったらたぶん大塩平八郎になってた

ゴミ出し、食器洗い、第二子対応あたりは私の主戦場です。第二子対応って何するの?全部ですね。寝かしつけ、あやし、起こして麦茶準備してご飯にデザート準備して鼻水を吸うメルシーポット(神)も準備してご飯あげてデザートの合間に食器洗って鼻水吸って終わったら手口を拭いて遊び相手になって外着に着替えて一緒に出かけながら買い物して戻って遊んで体力を削ってまた寝かしつけて起こして風呂入れて保湿クリーム塗ってパジャマに着替えてミルクあげて服洗濯して干して夜当番まで。全部です。自分でやらないにしても全部できるし、引き継いでやります。

③各論2:仕事は厳しかった

なかなか怒られ続ける1年でした。これも厳しかった。部内で家事育児への理解はあったものの、できないというのがオンラインだとなかなか言いづらいし俺管理職だしみたいな謎の遠慮もあって、いろんな相性もあったのかもしれないけれどまあ厳しかった。来年も管理職は継続ですが正直降格は覚悟していたくらい

業務との相性なのかなんなのかは自己分析は済んでおりますが差し障りあるのでここでは書きません。ハンターハンターでいうとカルトがキメラアント編のクイーンーフェイタン戦で感じたあれです。絶望的なくらい遠い、と感じる局面が多かった。折り紙で雑魚を嬲ってる場合じゃなかった

④各論3:育児は心折れかけた

やっぱり昭和な価値観は親世代から少なからず受け継いでると思うのですが、男は家を金銭的に支えてナンボだとは思ってたんですね。その上で家庭も支える。主従でいうと金銭が主だった。

それがこの1年は両方やれ、なんですよ。ピッチャーだけでまずきちんとやろうと思ってたら打つ方も求められる。ビッグフラーイオオタニサーン

でも今はそういう時代だし幸い自分はそれができる労働環境なので頑張るじゃないですか、でも家事育児でも頑張るからには心の何処かではやっぱり報いられたいんですね。家事は頑張った分返ってくるんですよ、育児は本当に返ってこないんですよ。これだけ時間も手間も注いで「パパなんて大嫌い」とか1週間に3回くらい言われるんですよ。パパイヤ期の第一子に。

この話をするとだいたいママさん世代の女性にめっちゃ共感と同情されるんですが、当事者としてはここめちゃめちゃ大事なんですね。本当に心折れかけるので。

よく男は子育てに対する覚悟や当事者意識がないまま育児することになるみたいな話があるんですけど、それに対して女性がいや勉強しろよお前お前の子どもだろうがみたいなブログ書いたりしてそれもまあそうだなとも思うんですけど、フルコミットして報われなかったときの吐出口が少ないな、とは思います。あと、親世代の専業主婦が当然の世界からのギャップも正直感じる。そっちの価値観を有しつつ時代に合わせた柔軟な対応を、するんですけど全部は難しくない?でも誰も相談できないからできることから頑張るね、みたいな。でもああそこが足りなかったのねごめんなさい

育児で何するの詳細は既出ですが、第一子にも風呂入れたり遊んだりはします。とにかく1日があっという間

⑤でもやっぱり育児に性差はあると思う

10月に育休制度が変わって、詳しくは内閣府の告知とか見てほしいんですが要約すると男性が取れる育休が1つ増えました。生後8週間までに4週間取得できるやつがこれまでの育休に追加でとれますし事前申請しとけば上限あるけど働けます(もちろん女性もとれますが通常の分娩出産では使わないと思います、養子なら使うかな)。

大手企業も育休取得を後押ししたりして時代の空気は男性の育休取得へ、となってる。とてもいいことだと思います。

それでも、やっぱり女性の方が育児はキツいと思う。

私も育休は1ヶ月取ったんですけど取る前は悩んだし本当にとれるか不安だった(実際1回は飛んだ)のですが言うて1ヶ月なので仕事の引き継ぎとかもそんなに悩まなかった。

女性はやっぱりそうじゃなくて、キャリアにどうしたって穴が開くしその穴をどう埋めるのかについて死ぬほど悩むだろうなって思う。最低でも数ヶ月は休まないといけないので

だから、差があることを理解した上でいろいろ接したり発言したりすることが大事だよなとますます思っていますし、自分や子持ちのメンバーが今働いているのは育児という労働集約的な役務を社会システムで包摂しているから成り立っているのだというのは忘れないようにしていきたい。その上で、ここに至るまでにめちゃめちゃしんどかったので部下の世代の人たちがもう少し楽できるように空気は作っていきたいなと思うのです。

⑥2023年がいい年でありますように

何に悩んだの?というのは両立にまつわるエトセトラなんですが、回せるようになってきたので生まれる余裕、各種制度の活用によるリソースの投入など慣れてきました。それをもって来年1年はもう少し楽ができるようにと思ってます。こんな文章を最後まで読んでいただいた皆様にも幸せな1年が訪れますように


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