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誰のために『さがす』のか

 ちょっと前にkino cinemaで『さがす』を観てきた。清水尋也目当てだったけれど、いい俳優揃いでびびった。

以下感想殴り書き

他者救済のふりをした自己救済だと思ってしまう自己救済というか自己利益というか。
尊厳死、貧困。誰かの為だと思い込んだ自分のため。この一言で片付けるのは浅はかなのかもしれないけれど。
あの父親が娘のために、動くシーンなんてあった???????

山内は、今まで本当は死にたくなかった人たちを殺してきて(それも自身の性欲のためだと感じる)、最後本当に死にたかった人は殺しそびれてしまうなんてすごい皮肉で好き。
カメラワークの繋ぎ方もすっきりしていてよい。

「君は一体誰を探してんの?」からの
「やっと見つけた」。の収まりよ。
楓はいつから探していたんだろう。母親が死んだときからなのかなあ。探されているとも思ってないんだろうなあ。

たまたま、「偽」という漢字について考えてたんだけど、「人の為すわざ」が語源らしいが、「人のため」と捉えるのも不自然じゃないと思っていて。「偽善」ってよくできた言葉だなあとこの映画観ていて改めて思う。

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