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「未来科学2070」清水美裕

近未来を舞台にしたSF物語。内容がどこまで本当なのか怪しくもあった。まるでUFOのような「小型重力機」のイメージ図などもあって、ますます怪しくも感じたけれど、それは私に宇宙科学や物理などの知識が不足しているからで、詳しい人が読んだらまさにあり得る話なのかもしれない。

私は特に、宇宙空間にあるといわれる暗黒物質(ダークマター)から物質を作り出す「ヨタヘルツジェネレーター」の話に衝撃を受けた。
無から有を生み出すことができるなんて。何も無いと思っていた宇宙に物質を生み出せば、宇宙で長期間に渡って暮らせるし、遠い星にも行けるようだ。
とても壮大で希望に溢れた話だと思った。

他にも、電磁バリアという見えない雨傘を張れる装置なども出てきて面白かった。これがあれば雨の日も濡れることなく出かけられるんだろうなー。

人間が想像することのほとんどは実現可能だと言われているので、この本の中にでてきた様々な技術は実現可能なのだと思う。
このような魔法みたいな技術を生み出せる人間の力の凄さも感じる今日この頃です。

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