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マーケターとして事業成長を支援するカスタマーエグゼクティブの役割と真髄

こんにちは、Micoworks株式会社 カスタマーエグゼクティブ統括本部 カスタマーエグゼクティブ部 部長を務める石杉です。

私がカスタマーエグゼクティブという立場で日々顧客と相対していると、カスタマーエグゼクティブのポジションおよびMicoworksの事業には、以下のような懸念や誤解を持たれがちだと感じます。

  • つまりはLINE活用の代行業者では?

  • キャリアがLINE手法のみに閉じてしまわないのか?

  • アジア進出を謳っているが、日本のLINE文化にしか通用しないビジネスなのでは?

むしろ我々カスタマーエグゼクティブは、上流工程から手がけるマーケターであり、そのキャリアはLINE手法にとどまらず、Micoworksの事業は海外こそ主戦場のビジネスです。

本記事ではカスタマーエグゼクティブの業務内容、Micoworksの事業内容やValue、Cコマースの市場などの解像度アップを通して、その理由を解説したいと思います。


このポジションは事業課題に向き合う「マーケター」

まずは、私が務めるポジション「カスタマーエグゼクティブ」についてお話しします。
Micoworksの事業がLINE屋ではなく、事業成長に寄与するマーケティング支援だということをお伝えします。

カスタマーエグゼクティブの業務内容・ミッションは以下です。

以下を通して事業課題・顧客像を捉え、事業の成長に主眼を置いて伴走するパートナー
■  MicoCloudを通したエンドユーザーのコミュニケーション戦略のプランニングから運用まで全て請け負う
■  カスタマージャーニー上に生じる課題を特定し、解決策を提案/伴走する

つまり、私たちがやっているのはツールの導入支援ではなく「顧客の課題解決」です。上流から下流まで、人を動かすマーケティングの全行程が詰まった支援です。

具体的にはまず、お客様の事業そのものと各戦略を理解することからスタートし、エンドユーザーのインサイトを分析、訴求軸をお客様と一緒に開発します。クリエイティブをディレクションして起こし、配信後のデータを見ながらHOT度をあげ、PDCAを回して効果の最大化をはかります。

顧客コミュニケーションにおけるLINE活用の技術は提供しつつも、施策自体はお客様のマーケティング活動全体の中の一環であると認識し、全体を最適化するところまで見据えてやります。
すると時には予算配分の見直し、組織の活性化、最終利益までを考慮して運用に取り組むことになります。

役割としては、事業会社の内側でマーケティングを担う、インハウスマーケターが近しいイメージですね。

インハウスマーケターのような踏み込んだマーケティング活動を複数社で経験することができ、経験の幅が広がるのがこのポジションの面白さでもあります。

Micoworksの方針として注力業界はあるものの、顧客の業界やビジネスモデル、顧客は多岐にわたります。戦略も千差万別で、あらゆるケースすべてに事業・戦略レベルから施策の実行までに携わることができるのは、スキルアップに直結するポイントでもあります。

同時に、今Micoworks自体が会社として伸びを見せており、日本に対するインパクトが大きな立ち位置にあります。その中で支援側とインハウスマーケターのいいとこ取りのようなポジションで本質的に事業成長に向き合う経験ができる。これは希少な生き残りスキルが身につく環境です。

一方で、我々が提供できる価値にはまだまだ伸びしろがある、とも思っています。

現在のMicoCloudで提供できるのはLINEがメインです。そのことがお客様への提供価値や、メンバーのキャリアなど、あらゆることの天井のように見られている側面もあります。

ですが、実際はマーケティングの上流工程からリードするマーケターのポジションです。
そして現在のMicoCloudでは提供できるチャネルが限られていますが、今後は2024年内にはLINE以外のチャネルにも対応し拡大していくことで、より顧客の事業にインパクトある成果を提供できると考えています。

2024年4月には、対話型AIを活用したプロダクト機能開発やサービス提供価値の向上を実現するため、経営体制を強化しています。


ホットな海外市場とプレーヤー不在の日本

次に、市場から見たMicoworksの事業について解説します。

Cコマースのグローバル市場は、2025年には約2900億ドル(日本円で約32兆円 ※1※2)と考えられています。特にアジアでは市場規模が拡大しており、タイとベトナムに至ってはEコマース全体のうち40%に及ぶシェアを見込む勢いです。

※1 $1=110円 2021年時点為替レート
※2 出典元:Juniper Research
https://www.juniperresearch.com/researchstore/operators-providers/conversational-commerce-research-report

これまで購買のメインとなっていたECのプラットフォームでは、ユーザーの行動履歴からレコメンドでモノを当てに行き、それが自動化していた世界でした。そこに消費者行動の変化、サードパーティクッキーの廃止など、デジタルマーケティングの変化が起こっています。

そして、これまでのレコメンドはユーザーの課題を真に把握して出たアクションではないのが実態です。LINEのようなCコマースだと、課題に対して最適な商品を提案できる。Cコマースの面白いところで伸びしろであり、追い風が吹いている市場である理由です。

海外と比較して見ると、日本にはCコマースの強いプレーヤーが存在しません。むしろ我々がマーケティング領域に対して市場を作りに行っており、その実績とアクション自体が貴重です。

企業単体の観点で見ても、この規模感で成長している会社がそもそもあまりないですよね。そのことも併せて考えると、国内外含んだ市場、事業の将来性、キャリア形成の機会、あらゆる観点から見て、今のMicoworksには希少な空席があると思っています。


踏み込んだマーケティングと成果の土台はカルチャー

Micoworksは「WOW THE CUSTOMER」というValueを掲げています。これは、課題に向き合い圧倒的な成果でお客様を驚かせようというメンバーの宣言で、カルチャーに落とし込まれたMicoworksのベースです。

カスタマーエグゼクティブはお客様のフロント=Micoworksの顔でもあるため、このバリューをもっとも体現する立場です。つまり、最も成果にコミットしなくてはならないということでもあります。

「事業成長を支援する」のがミッションで、ツールを導入し活用することにとどまらない、というのはこの考えにもあらわれています。いちツール提供・支援の立場、と線を引かずに成果にコミットしているのは、この信念に基づいているためです。

体現の方法はシンプルで、事業の成長に寄与しているのか?の目線を欠かさないことです。

いざプロジェクトが進み運用が始まると、どうしても日々観測している数値や運用の都合にフォーカスしたやり取りが増えがちですが、果たしてこの議論は事業をドライブさせられるのか?成長にインパクトがあるか?は常に立ち戻れるよう、マーケティング戦略を念頭に、ディスカッションする目線を忘れないようにしています。


アウトプット×フィードバックが生む成長環境

私は学生の頃にMicoworksでインターンをしていて、新卒時にはリクルートに入社し2年を経て、Micoworksに戻ってきました。

Micoworksでは、自分の手で事業をつくり、会社を成長させることにダイレクトに貢献できるうえ、ポジションが増えて、組織の立上げや戦略設計に関わる余地がたっぷりあります。組織の成長過程なので、すべてが自分ごとで経営視点です。その磨かれた視点の中に身を置くこと自体が成長の種です。

Micoworksはアウトプットの数がとても多い文化で、それに対するフィードバックも必ずセットでついてきます。そしてその視座とクオリティが高い。この総量とクオリティの掛け算が圧倒的な成長を生む環境で、私自身も鍛えてもらったと思っています。

面白く勢いのある市場・事業の中で、ハイレベルなメンバーとともに成長したい方は、ぜひお気軽にお話しましょう。

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