今日は講座の友人とバリューカードというゲームで遊んだ。
バリューカードとはオンラインでもできる価値観探しのカードゲームだ。
手元にはそれぞれ5枚のカードが配られており、カードには1枚ずつ異なるキーワードが書かれている。
順番がまわってきたら山札から1枚引き、不要なカードを1枚捨てる。
捨てられたカードの中に欲しいものがあればそこから1枚取ってもよい。
自分の価値観に合うキーワードカードを常に手元に5枚、山札がなくなるまで取って捨ててを繰り返すゲームである。

議題は「人生で大事な5つの価値観」。
実に難しい議題だ。
100年時代と言われる人生をたった５つの言葉で表すのだ。
しかもこれは運ゲーでもあり、他の人が持っているカードの中にまさしくなキーワードがある可能性もある。
自分が選択できうる選択肢の中で言葉を集めて、最終的にみんなで見せ合う。
自分の内側を見せるのはちょっとした羞恥プレイのような気もする。
まぁ、でも始まってしまったのでとりあえずやってみる。
私が何を考え何を思うのか、わくわくどきどきのスタートだ。

始まって早々に気がつく。
私にとってこのゲームは後悔が残る系のやつだと。
考えることやアウトプットに時間がかかる私にとって短期決戦というのは実にハードルが高い。
（これぞまさしく優柔不断の極み。）
カードゲームの素早さが私を追い詰める。
途中3回ぐらい思い悩み時間を取ったもののとりあえず、何とか5枚に絞り込む。
本当にこれでよかったのか、不安は残るがとりあえず終了した。
最後に残ったのは以下の5枚だ。

【 挑戦 】
【 健康 】
【 調和 】
【 感謝 】
【 自由 】

まぁ、私らしいというか今現在の私らしい私だ。
悩んだ割には意外と近しいものになった気がする。
ひとつずつ解説していきたいと思う。

■ 挑戦
これは最初から持っていたカードの内のひとつで、最後まで捨てられなかった。
何事も挑戦だ、と思っているので挑戦のない人生は考えられない。

■健康
これも最初から持っていたカードのひとつ。
やはりこれまでの人生は健康だったからこそ、好きなように思うがままに過ごせてきたと思う。
それに去年から体のケアをし始めたり、この歳になってより体に気を遣うようになった。
何事も体が資本、そう思って最後まで残した。
だが今思うと、健康がすべてだろうか。
もし自分の体の一部が不自由になったり、何が病気に罹った時に私は不幸だと思うのだろうか。
もしかしたら何不自由なく過ごせた日々を羨むのかもしれない。
思うように過ごせないことに深く落ち込むのかもしれない。
後悔や恨みが止まらないかもしれない。
でも、それでも私は立ち上がるんじゃないだろうか。
前を向き、目の前の瞬間を楽しむ努力をするんじゃないだろうか。
今考えるとそう思う。
健康、それは身体のことかもしれないし、心や精神のことかもしれない。
でもどんなに不健康だって私はきっとそのままじゃいられないのだから、健康であってもなくてもいいのかもしれない。
まぁ、健康であることに越したことはないけれど。

■調和
これこそ最近の私らしい言葉のような気がする。
バランス、擦り合わせ、妥協点。
色んなものごとの狭間でちょうどいいところを探す。
私があなたと一緒に在るために。
人間関係、ワークライフバランス、環境問題、何にでも当てはまる。
共感もあったんだけど、捨てちゃったな。
共感は自分というより相手のためにあるようなイメージがあったのと、感情の干渉？影響？のイメージがあって他人は他人、自分は自分かなって。
どんだけ自分なんだ(笑)
でも、調和は残した。

■感謝
去年の冒頭から心から感じたし、ずっと意識している言葉。
これを引き当てるとは、私持ってたわ…！
何事にも感謝。
そして今年はその感謝の言葉をもっと声に出して伝えていく！
「すみません」よりも「ありがとう」

■自由
これはもう生まれてこの方ずっと傍らに置いている言葉。
自由、いい言葉。
日本国に生まれて、ちゃんと育ててくれる親の元に生まれて、金銭的にも困ることなく、環境に困ることなく、様々なご縁があって私は自由に暮らせている。
本当にありがたいこと。
自由だから、これからを考え悩むことができる私が居る。

優柔不断の割にはまぁ、本質に近い言葉が揃ったように思う。
カードの引きが良かったもの大きい。
捨てたカードでちょっと心残りだったものもある。
家族、愛、自己成長、創造 etc...
健康の代わりに愛を入れても良かったかな。
家族も捨てがたいのだけど、愛の中に家族もあるって感じ。
割と早々に仕事のカードを捨てたのには笑った。
「自分が自分らしくあるために」
そのために拾ったカードだと私は説明した。
「自分らしくあること」がどうやら私のひとつの大きなキーワードのようだ。
良い発見だ。
一緒にやった子から「挑戦と調和と自由が一緒にあるのが面白いですね」と言われた。
自由に羽ばたいていたい、一方で周囲との関わりを気にする。
確かに(笑)
自分では自分らしいというか当たり前の感覚だったのだけど、どうやら違和感のある組み合わせのようだ。

とても面白いゲームだった。
人によって集めたカードに傾向が出るから終わった後にみんなで考察をするのも楽しい。
自分で考える自分と他人から客観視された自分を知ることができる。
言葉ひとつとっても人によって捉え方が違うので興味深い。
いろいろな気づきがあった。
年末に書いたnoteと言い、書き始めた日記、講座の振り返りシート、バリューカードのゲーム。
最近、自己分析や自己理解が深まっていると思う。
それにこうやって書きだすことで思考の整理整頓も着実に進んでいる。
アウトプットの良い訓練。

幸先の良いスタートだ。
また来週もバリューカードをやることになった。
今度はどんな知らない自分をみつけられるだろう。

来週もまた楽しみだ。