エロティック・ブックガイドのゆるやかな執筆方針 (2019年9月24日現在)

 エロティック・ビブリオバトル「夜のみだらな鳥」では、毎回10冊以上の本が口頭で紹介されます。10回開催すれば、100冊以上のエロティックな本が紹介されることとなります。これらの発表をその場限りとしておくのは、もったいない、と思い、バトラーの方々にご発表内容を寄稿いただき、将来的にはエロティック・ブックガイドとしてまとめることができれば、と構想しています。

 この構想を実現するための試行として、noteの当アカウントを開設しました。趣旨にご賛同いただけるバトラーの方々からのご寄稿を随時、掲載します。いわば、エロティック・ビブリオバトルのweb上再現の場とお考えください。このような性質から、当アカウントでの紹介記事には、以下の特徴が出てくるものと思われます。

【酷評はありません】

 エロティック・ビブリオバトルをweb上で再現する、という趣旨から、 ビブリオバトルは、バトラーがおすすめの本について5分間の口頭でのプレゼンテーションを行い、参加者全員が「最も読みたくなった本」に投票し、得票数が最も多かった本をチャンプ本に認定する、というゲームです。各バトラーは、多くの参加者に「読みたい」と思わせるよう説得するのですから、通常、紹介本に対するネガティヴな評価は行いません。

 ビブリオバトルの強者ばかりが集まる席では、「つまらない」とか「読まないほうが良い」と紹介された本がチャンプ本になることも、ごく稀にあります。また当イヴェントでは、「最も読みたい」だけでなく、「最もエロティックだろうと思う」を投票基準としたバトルも開催しています。その場合には、「つまらないし、さほどお勧めはできないけど、最もエロティックだ」と紹介する場合もあるかもしれません。しかしこれらはきわめて例外的な場合で、通常の記事は、ネガティヴな評価をすべき部分が多少あったとしても、そこは指摘せずに、ポジティヴな評価をしている、とお考えください。

【書評ではなく、おすすめ記事です】

 以上の通り、当アカウントの記事には、紹介本に対する批判は、ほぼ無いだろうと思われます。批判すべき箇所が一切無い本であれば、それで良いのですが、否定的に評価すべきところもあるが、そこには目を瞑って、肯定的な評価をする、というのは、書評とは言い難いでしょう。しかし上述の通り、当アカウントの記事は、エロティック・ビブリオバトルのweb上再現という性質上、批判はあまりありません。したがってそれらは、書評ではなく、おすすめ記事とお考えください。

【ですます調を使います】

 口頭報告をweb上で再現する、という性質から、だ・である調ではなく、です・ます調で執筆したほうがよいのでは、と考えています。しかしこの点は、各執筆者の嗜好もありますので、厳密な統一は考えておりません。

【字数は、800~1200字を目安にします】

 口頭発表の原稿は、1分間あたり300字が基本だと言われます。ビブリオバトルの発表時間は5分間ですので、その内容を文字に起こすと、1500字となります。しかしビブリオバトルでは、ライヴ感を重視するため、原稿の読み上げを禁止しています。したがって5分間の発表内容を文章化すると、おそらく800~1200字程度になると思われます。但し、この点も柔軟に対応いたします。

【バトラー以外の方々のご寄稿も】

 口頭発表という資産をその場限りとしてはもったいない、という動機から始める当企画ですが、大阪での当イヴェントに参加できないが、エロティック・ブックガイドには寄稿しても良い、という奇特な方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合、ぜひ掲載させていただきますので、ご連絡いただきたく存じます。そのような事態になれば、エロティック・ビブリオバトルとエロティック・ブックガイドとは、連動しながらも、それぞれ独立したプロジェクトになりますので、上述の執筆方針も変わるかもしれません。

 以上、試行段階ゆえの、ゆるやかな執筆方針です。


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