見出し画像

【無料記事】文系製造業って面白いのか

オッス!オラ悟空!!!
何べんかTwitterでも書いてっけど、改めて書いていくぞ。
どんな職場なのか、どうやって上手く生き残ったのか、メリットとデメリットが何なのかみてぇなテーマになってるから読んでいってくれ!
オラは結局のところ製造業が好きだし、帰任してもいきなり転職みてぇな事はしねぇ予定だ。

1.配属の流れ

配属がどうやって決まるかってのは企業それぞれだとは思うけんど、実例として書いていくぞ。弊社はオラ達付近の世代は研修中にアンケートを書かせていたぞ。行きたい部署と理由を第三候補ぐれぇ書いた記憶だ。
特に人事との面談はなくって研修期間中のどこかでアンケートを取られた印象だな。今になって思うけんど、研修で配属の適正なんて絶対に見抜けねぇぞ。そりゃそうだよな、人事も予算編成時に空きポジション/需要があるポジションを確認して、新卒採用枠数を決めに行くんだしな!

話を戻すけんど、長めの研修期間を終えていよいよ配属発表だ。
この配属発表に関しての記憶は一つしかなくて、配属発表日に工場組は別室に呼び出されて「貴方達はどこかの工場です!!!!最前線で頑張ってください!!!!!!」みてぇなセリフ言われて泣き崩れた同期を見た事だけだ。
他のどんなイベントも霞むぐれぇの泣きっぷりだったから今でも覚えてるぞ。この同期は一年ぐれぇで退職したぞ。

どうしても「今」が大事なんはわかるけんど、メーカーに入った限りは工場配属の可能性を消すことは不可能と考えてくれよな、将来どうなっていくかって考えると工場運営に携わる事を避けるのは吉とは言えねぇから、一回は経験しといてくれ。逆に合わねぇならさっさと製造業から撤退する事をおススメするぞ。オラは今赴任中だけんど、赴任前も今も、この後も結局ずっと工場勤務だ。こんな感じで働いてる人がレアケースじゃなくて、そこそこの確率で発生っすからな。

2.工場配属後

まずは過去2件のツイートを貼っとくから時間を見つけて読んでみてくれ。
この実体験をベースに深堀して書いていくぞ。

2-1.着任後

オラの工場には事務系技術系の同期が合計7名配属されたぞ。
皆スーツ着て、ネクタイ締めて研修してたからその格好で工場に出勤したんだけんど、上司方からの一言目は「明日からスーツじゃなくていいよ。むしろ邪魔。」ってありがたいお言葉だったぞ。結局今に至るまで10余年一回も仕事でスーツを着た記憶がねぇ。シャツまでは着るんだけんど、結局上着は社服だし、靴は安全靴だかんら、革靴を履く事もまずなくなっちまったぞ。

2-2.始めての業務!?

1週間ぐらい事務所でオリエンテーションを含めて過ごした後の初業務は想像通りだと思うけんど、『現場実習』だ!
自分の工場で実習する奴、別の工場に飛ばされる奴って感じでランダムに配属されていったぞ。期間もバラバラで、オラは3か月で終わったけんど、MAXで9か月もやってた奴もいたぞ。ここに関しては9か月も飛ばすなら、せめて関連する工場であることをお願いしたいもんだよな。

オラは配属工場で成形ラインに配属されて、検品、段取り、仕上げみたいな作業に従事していたぞ。基本残業も夜勤もあるからこの期間の給与はボーナスタイムだ。オラはそんな事なかったけんど、同期で額面が40万程度まで膨らんでた奴もいたぞ。

金はええんだけんど作業としては飽きてくる。単純作業を黙々とこなせるタイプはええけんど、考え事したりしちまうと手元の作業が手順に従えているかが判らなくなってやり直しみたいな事も多々あったぞ。
その代わり、同じ作業が続くってのもあって、たかだか3か月程度でも「工夫」や「改善」する事を自分で考えて実践する機会が得られたのは良かったと思うぞ。

結局オラにとっての一番のメリットは製造現場とのコネクションが一部でも出来た所だ。作業者から監督者迄一通り顔と名前を覚える事が出来たから、この後事務所に戻った時に業務を円滑に進める入口に立てたって感じだな。

2-3.実習終了後の本配属

実習を終えて事務所に戻ってからが本番だ。ツイートにも書いたけんど、オラが配属された事務所のスタッフ構造は若干いびつだったぞ。
人手不足の中で事業拡大をした際の名残で、何人も製造現場→事務所スタッフになった人たちが居た状態だ。文系総合職の上司が高卒なんて状態だな。
おっちゃん等は仕事の流れや、製造現場との関係構築方法とかは良く判ってんだけんど、ロジック部分が崩壊してて、感情論で仕事する人とか、本社は全員敵だ!って考えで対応する人も居て、素晴らしい労働環境だとは言えねぇ状況だったぞ。
年収noteにも登場してくるおっちゃんがオラの上司で、こいつとは長い付き合いになったぞ。

2-4.製造現場との関わり

製造業だかんら、工場勤務になりゃ絶対に製造現場との関わりは出てくるぞ。
けんど、技術屋じゃねぇから直接関わるという訳じゃなくてサポート的な立場で関わっていく事になるぞ。

オラは商品企画になっから現在の製品を勉強して将来商品との差を明確に理解する必要があったから、しばらくの間はしょっちゅう現場に通い詰めてたぞ。勿論ぼーっと立ってるだけじゃ誰も話しかけてくれねぇし、むしろ「邪魔だ、どけ」の一言を頂戴するだけだ。

現場に行くときは目的を決めて、何がしたいのかを具体的にしてから何かしらのお願いを現場にしてたぞ。ペーぺーのオラがすることに意義があることをしっかり伝えて助けてもらうのが正解だ。ただ知りもしねぇ監督者に辿り着くのは大変だかんら、現場実習の時に世話になった人たちに紹介してもらいながら関係を構築していったぞ。

若手の事務所スタッフで工場を頻繁にウロウロしてるだけで割と目立つから、これを上手く利用しておっちゃん達の懐に入ってかわいがってもらえる様にしてくれ。その内、おつかい的なお願いをされることもあっから、快く引き受けて、対応してくれ。意外にこういう小さい事が後々助けになんのが現場だったりすっからな。

あと、お願いして何か助けてもらったら、絶対に結果は伝えに行ってくれよな。そうっすことでおめぇだけじゃなくて、おめぇの後輩や部下も仕事をしやすくなっからな。礼儀を欠いた対応じゃ人間関係は構築できる訳ねぇからな!!!自分の行動が自分以外にも影響する事を理解して行動してくれよな!!!

2-5.【オマケ】忘年会

最近の人が嫌いなイベントだな。只の飲み会を含めたこういった行事ごとの幹事ってのは経験すべき事だと思うぞ。たとえ、おめぇが営業でなくても、幹事ってのは人との関係を上手く作る為の営業活動みてぇなもんだからな。

予算から場所の確保、スケジュール、飲食の好みetcってしょうむねぇかもしんねぇけど、結局歳取っても発生するイベントだし、歳取ったら幹事から逃れられるかって言ったら実際そうでもねぇ。それなら若い内に失敗込みで経験しておく方が保険の意味合い含めてよっぽど得だぞ。

自分が海外赴任して拠点で一番若いから幹事役になるなんてことはざらにあっからな。その時の客は上司じゃなくて、役員や社長だ。その時30代半ばでロクに幹事の経験がないとか最悪だって想像できんだろ?

サラリーマンする限り幹事業から逃れる事はできねぇから、それなら上手くこなして自分が感じるストレスの軽減と、周りからの程よい評価をもらうのがベターだぞ。

あとツイート内でも書いたけんど、キャラ設定は間違わねぇ様にな!
「○○デビュー」の最後のチャンスだぞ!!!

飲み会が大事とか、幹事は出来るべきだってオラの意見にロジカルな部分は一ミリもねぇ。只々、人間関係を作るにはロジカルを超えた部分でのつながりがねぇと上手くいかねぇのが社会ってもんだぞ。

3.工場って楽しい?

オラは僻地勤務じゃねぇ前提で話するけんど、楽しいぞ。
やっぱり製造業は製造する現場を知ってナンボのものみてぇな部分があっからな。しっかり勉強して工程覚えたり、生産フロー見れるようになってくると自分の業務との繋がりも理解出来てくっから、より製造業への理解が深まる様になるぞ。

とは言え何が楽しいのって話だよな。オラの主観だけど以下の感じだ!

3-1.みんなで乗り切る

トラブル起きるとおもしれぇもんで、事務所も全部巻き込んでなんとかするみてぇな所があるぞ!トラブル起きてしばらくすっと製造側の残業が切れちまう事が往々にしてある。そうなると事務所総出で現場応援になる。
会社としては最悪なんだけんど、意外に普段と違う仕事出来たり、門外漢のことをその場しのぎで体験できたりすっから製造業してるなって実感を得られるぞ。逆に言っちまえば、これが嫌なら製造業は本当におススメしねぇぞ。震災時の対応なんてとんでもねぇからな。何でも屋どころの騒ぎじゃねぇぐれぇ何でもする必要があるぞ!

オラも複数回トラブルに巻き込まれてっけど、誰と動いてもお互いに感謝できるぐらいやべぇ状況だから、解決後は良好な関係を構築しやすいぞ。

あとピンチの時ほど人間性でっからな。冷静に対処してトラブルに強いって評価してもらうのも製造業じゃ大事だぞ。

3-2.経営が体験できる

各社の工場運営の仕組次第だけんど、やっぱり経営が見れるってのは大きい財産だぞ。特に文系なら経営に関する数字には早めに触れておくのがベターだ。別に簿記取れとか、中小企業診断士取れとかそんな話じゃねぇ。
日々稼働してる工場の何が必要な費用で、何がロスになってるかを理解するってのは後々絶対に必要だ。そういった事が判らねぇのにマネジメント層になるのは難しい。経営ってのは本当に色々な部分が繋がってるからな。

意識して工場内を歩いてみてくれ。思った以上に金になる話題が落ちてるし、それを拾って活動に繋げて動かすことが出来りゃ、成長速度も上がっていくぞ。

作業が一定の動作を守って出来る環境になってるか、変なルートでモノを運ぶ様なレイアウトになってねぇか、特に必要のない場所に蛍光灯吊るしてねぇか、引っかかって怪我しそうなラックがねぇか・・・小さい事だけんど、それが積みあがってコストになったり、利益になったりするからな。

文系は技術が無い分、足で稼いで現場を見て数字に繋げる癖は若い時に培ってくれ。歳取ってやるには億劫だし、若い時にやっておかねぇと勘が育たねぇからな!

3-3.モノが見れる

これも千差万別だろうけど、オラは生産工程が見れることが嬉しく思えるタイプだ。やっぱり自分が関わった製品が目の前で生産されてるの見るってのは感慨深いし、利益が取れる製品に出来たなら貢献度も明確だから自信にもなっからな。
企画者として最後の生産品の実態を見るってプロセスは必要な事だと考えてるぞ。5年ぐらい前に品番もねぇ図面から検討した製品が、箱に詰められて売られるの見るって経験は製造業らしい、面白い部分と思わねぇか?

最初の内は正直理解も出来ねぇからつまらねぇけんど、理解が深まれば深まる程、色々なモノが見えてくっし、技術屋チームとも工程に関して議論できる様になってくっからな。意見を持って議論する為にも工場で現場を見るってのは大切なことだぞ。

4.さいごに

加筆があればまた付け加えていくけんど、製造業はおもしれぇと思うぞ。
勿論、商社、金融、コンサルに比べりゃ給与も安いし、工場自体もきれいじゃねぇ部分だってある。それでもモノ作って売るっていう実業を体験できる面白さはあっからな。転職を含めて良い企業に辿りつきゃ稼げねぇ訳でもねぇし、海外赴任するチャンスも多いしな!!!

100点満点のアピールにはなんねぇけど、是非興味があれば製造業の世界に踏み込んできてくれ!!!

今回の記事が面白かったら、イイねとフォローよろしくな!!!
Twitterでも待ってし、他の記事も読んでみてくれ!!!

ここから先は

0字

¥ 250

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?