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スーパーハイパーエモーショナルエブリデイ-鼻炎でぴえん号-


優しい人の言葉は薬みたいに苦くて ダメな私は早送りしちゃうの

ちょっとジャンキーで意外とハッピー 誰にも大事にされない冷めたピザ

ここだけの話 友達なんて世界中どこにもいないかもしれなくて

才能に出くわして動けなくて せめて かっこつけてコーヒーをブラックで飲む

粉ミルクの名前みたいな希望だけで生きていきたい 自分とは何度でもやり直せる

飼い慣らしたかったものに飼い慣らされて 今日も私以外の選択肢がなくって

コンビニの100円コーヒーを語る人が後ろにレジ待ちの行列を作って もう冬

ズボラなとこ知られたら幻滅されるかな 愛用とはとても言えない一年前のボディクリーム

上を向いてへっくしゅんしたら全部落ちてきて くしゃみだって重力

通信速度が制限された日くらい 上を向いて歩こうよ

大好きなものは少し遠くがいいからって 変な理由つけてみても納得できない猫アレルギー

拝啓一年前の自分へ 何も言うことはない、おつかれ2020

あっ雪だ 大福の粉を散らかして笑うこれを幸福と呼ぶ

なんだか強くなりすぎちゃった でもこんな自分が実は大好き

不安定だから さ〜て来週のサザエさんは〜?が来なくなるいつかの日曜日を想像して泣いた

おでんが嫌いだったあの子を思い出しながらホットレモンが手の中で冷えていく

大丈夫、ついこないだ夏だったから、明日にはきっと春だよ

振られても泣いてもドーナツはいつでも美味しくて これが本物の愛なのよ 知らんけど

ねえ今この瞬間に星をみて感動している人と 私は出会って結ばれたいってそんな運命みたいなこと

ポスト開けたらドサドサ落ちてきた ラブレターは一通もなかった

デートのためのレディなワンピースとふわふわのカーディガン 4年間クローゼットでベンチウォーマーズ

愛はコンビニで買えそうもなくって 祈るような気持ちでお釣りを募金してみる夜

両鼻にティッシュを詰めてもいちばんかわいいよ 鼻炎でぴえん せめて笑って



ゆっくりしていってね