ベトナムの"今"を感じる、ホーチミンのカルチャースポット9選!
なかなかすっきりとコロナ禍は終わった!と言えないのがもどかしい最近ですが、そろそろあらゆることが通常モードに戻ってきた、といっても良い感じになってきました。
それに伴い、日本の方から、「今度ホーチミンに行くのでおすすめの場所を教えて欲しい!」と言う要望を受けることが多くなってきました。
ホーチミン旅行の定番観光地やレストランについては、数多くの旅行雑誌や旅行Vlog等が詳しく紹介しているのでそちらにお譲りし、本記事ではサイゴン(ホーチミン)の少しディープなカルチャースポットをご紹介させていただきたいと思います。
1. NEO-
観光の定番であるピンク色のタンディン教会や、そのそばにあるタンディン市場の近くにある、観光旅行でも比較的行きやすいスポットです。
こちらは若手アーティスト支援に力を入れるオーナーが運営するアートハブ兼カフェ兼ビアバーです。どのようなイベントが行われているかは事前にInstagramやFacebookでの確認が必要ですが、若手アーティストの展示、ワークショップ、ローカルブランドのポップアップなどを幅広く行なっています。
アートに興味がない、と言う方もこちらのビアバーではマイクロブリュワリーDEMEのビールが飲めるので、ビール好きの方にもおすすめのスポットです。
2. YOKO CAFE
ホーチミン3区にあるライブハウスです。
広すぎず比較的どの位置でも見やすいハコで、定期的に色々なアーティストのライブを行っています。イベントによって参加方法、料金、チケット購入の方法が異なるので、事前にFacebookの確認が必要です。
チケットの購入は、簡単に買える場合もあるのですが、一筋縄ではいかないこともあります。ベトナムに住み始めたばかりの頃、とあるライブのチケット購入がうまくいかず、ライブハウスの方やアーティストご本人とFacebook Messegerでやりとりしてどうにかチケットを購入したことがありました。場合によってはチケット購入が簡単にいかない可能性もゼロではありませんが、多少のトラブルも旅の醍醐味!と思える方はぜひチャレンジしてみてください。後日談として、その苦労してチケットを取ったライブ、当日行ってみたらドアで料金を払うだけで入れるようになっていて、あのやり取りは一体・・・!?となったのも懐かしい思い出です。(これぞベトナム・・・)
本連載を行うwebメディア「midizine」を運営するレコード会社、MIDI所属のQuyechも2020年にこちらでライブを行なっています。
3. ArcanBar
ビンタイン区の路地裏にあるテクノやハードコアを中心としたクラブで、海外招聘アーティスト参加のパーティも多数行なわれています。客層はベトナムの若者が中心で、サイゴンのアンダーグラウンドカルチャーを知りたい人におすすめです。
4. SanArt
4区とビンタイン区の2箇所にギャラリーがあり、企画展だけでなくZineなどの出版も行なっています。
4区のギャラリーはマンションの一室にあるため、訪問する際は事前に訪問アポが必要です。いつ、どのロケーションでイベントが開催されているかについては事前にInstagramやFacebookで確認が必要です。
5. Loco Art Market
不定期に開催されるイベントで、日時や場所は開催前にInstagramで告知されます。
アートに限らず、洋服、雑貨、ZINE、フードなど出展者は多岐に渡り、個人から企業までさまざまです。
プロも居れば、初めて自分の作品を売ってみる人も居て、対面販売で作品について色々聞けるのも楽しく、ベトナムアートカルチャーの「今」を知るには一番のイベントです。
6. OhQuao
オリジナルラインとローカルアーティストの作品が買えるセレクトショップ。
LOCO Art Marketは不定期なので旅行の機会に参加するのは難しいのですが、OhQuaoではLOCO Art Marketに定期的に出展しているアーティストの作品を扱っています。
1区・2区・3区と複数の店舗があり、どの店舗も比較的行きやすいロケーションにあるのも魅力です。
OhQuaoオリジナルの製品もあり、オリジナルデザインのカードやステッカーなどはベトナムモチーフのものが多く、お土産にしやすい商品が揃っています。
7. CỘNG HƯỞNG&EC Artshop
同じ建物の中に同居する2店舗で、1・2FがCỘNG HƯỞNG、3FがEC Artshopです。
CỘNG HƯỞNGはベトナムでものづくりをする人たちの商品が置かれており、布製品・陶器・石鹸などの暮らしを彩る商品が中心、3Fはトーンが変わってグラフィティクルーのMAM NON Collectiveに所属するグラフィティアーティストのリソグラフやステッカーなどの商品を販売しています。
ここで暮らしている猫ちゃんたちもとてもかわいいので猫好きにもおすすめのスポットです。
8. Sector Store
ベトナムで活動するグラフィティアーティストによって運営されているカルチャーショップで、ローカルアーティストの作品やアクセサリー、グラフィティやスケボー関連のZineを取り扱っています。海外グラフィティークルーやグラフィティ雑誌のポップアップが開催されています。イベント情報については、訪問前にInstagramで確認が必要です。
9. ExtraOrdinary
2区のタオディエンにある日本人オーナー、チヒロさんが経営するカフェ兼バーです。
アンテナ感度が高く、カルチャーとアートが好きなオーナーさんで、お客さんもクリエイティブな方が多いので、ソーシャルコミュニケーションがお好きな方におすすめです。
お客さんは英語が話せる方が多いのも、日本人には嬉しいところです。
ギャラリースペースが併設されていますので、タイミングが良ければ展示やポップアップが開催されているかもしれません。
営業時間は午後から深夜にかけてですが、日によって開店時間や閉店時間の変更がありますので、訪問前はInstagramストーリーでの告知の確認をお勧めします。
まとめ
ベトナムのカルチャーイベントや展示は突発的なことが多く、特に外国人からは見えにくいところで拡散されていたり、ベトナム語オンリーで逃してしまって悔しい思いをすることが多いのですが、こちらでご紹介した店舗やイベントは、情報発信アカウントが固定されていて、比較的情報が追いやすいのでおすすめです。
とは言えサイゴンは変わりやすい街、店舗が突然閉まる、イベントが突然終わる、開催されても次が無いなど、常に最新の情報取得が必須なため、FacebookやInstagramのチェックは欠かせません。
あくまで2023年時点での情報ですが、旅行に来られる際に定番以外のホーチミンを知ってみたい方は、こういったカルチャーショップやイベントに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
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