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日記(2024/2/24『キマイラ文語』を読む会に参加した)

2024年2月24日(土)

6:30

起床。人がたくさんいるところに一定時間閉じ込められる予定があるので、せめてもの配慮として入浴。「私の体臭で人が死ぬことがありませんように」と祈りをささげる。

7:30

録画していたNHK短歌を見ながら、昨日書いた塔の気になった歌の評について、noteの編集画面で引用歌・作者名・評の文章のチェックする。

過去に引用歌や作者名を間違ってしまったことがあり、とても失礼をしてしまったので、時間をあけてチェックをすることにしているが、もし間違っていたら速やかに謝罪・訂正をします、ごめんなさい!と心の中で叫びながら、「投稿する」のボタンをクリックする。

9:30

睡眠時無呼吸症候群の治療で月に1度通っている病院。就寝時に着けているC-PAPのデータを見ながら、「お変わりはありますか?」「あ、大丈夫です」「はい。順調ですね。お薬いつもの出しときますね」と会話をして1分で診察終了。

今、ジーニーが現れたら、この病院にオンライン診察を導入して!とお願いする。

11:00

ずっと行きたかったホタテで有名なNOODLE VOICEさん@池袋駅メトロポリタン口徒歩3分へ。

11:00開店で、5分ほど前に到着すると先着3名の列。開店時には、10名ほどの列になっていた。

食券制。つけ麺や油そばも気になるが、はじめてのお店は左上を選ぶべしというコリント人への手紙の教えに沿って、定番のラーメンである「濃厚ホタテそば」を選択。

カウンター席に通されると、カウンターが2席ごとに分けられていて、隣の席に荷物をおいて、ゆったりと食事ができる設計。

食券回収時に、ランチタイムは、並200g、中250g、大300gを選べ、「俺は朝食を抜いた俺は朝食を抜いた俺は朝食を抜いた…」と念じながら大を選択。5分ほどで着丼。

美しい丼顔に合掌。

ホタテの香る濃厚でありながら優しいスープ。麺は中太麺でスープによくからみ、チャーシューはしっかりした肉付きで歯切れよく美味。

清潔感のある店内で接客も元気で優しく、すごくいいラーメン屋さんだった。

12:00

ジュンク堂を散策して、池袋から会場へ。

少し時間に余裕があったので、最寄り駅の小川町駅の一つ前の御茶ノ水駅から歩く。

道中ずっと上坂あゆ美さんのポッドキャスト「私より先に丁寧に暮らすな」聴く。

12:40

GoogleMapに案内されて会場ビルに到着し、人類が滅亡したビル街みたいな外観にうろたえながら、「今日は短歌の猛者がそろってるんだ、普通の場所でやるわけねえんだ!」と非常階段を登ろうとしていたら、「天下のTKP様の会議室がこんなところにあるねえだろ!」という天の声が聞こえて、よく調べたら会場裏にいることがわかり、建造物侵入罪での逮捕・勾留をまぬがれる。

12:50

会場に到着。すでに会場は半分くらい埋まっている。

席の前後に塔でご一緒させていただいている鈴木ベルキさん、杜崎ひらくさん、松本志李さんがいらっしゃって、ご挨拶をさせていただく。

13:00

第1部開始。

睦月都さんの司会のもと、嶋稟太郎さん、桑原憂太郎さんのレポート、著者の川本千栄さんを含めた4人での鼎談。

お互いの主張を尊重しつつ、違う考え方もあることを示唆していき、議論が深まっていくのがとても勉強になった。

内容については、咀嚼に時間がかかるので、じっくり考えていきたい。

ただ、1つ自分の中で大きな変化を感じたのは、これまであまり重視してこなかった「韻律」について、実作の場面でしっかり意識していきたいと感じた。

15:00

第2部、会場発言、ディスカッション。

『キマイラ文語』や第1部の内容について、会場からかなりつっこんだ意見が出ていた。とりわけ、著書に書かれていないことへの見解を問う発言も多かったが、川本さんから「短歌評論はわかりづらいものも多く、読みやすさを重視した」との言及があり、私のような歌歴の短いものにとってとても配慮を感じる発言であったとともに、評論を書く際に内容を削ることの難しさもあることを感じて興味深かった。

議論は白熱しながら、予定時間の17:00ぴったりに終了。

司会の松本志李さんの完璧なタイムコントロールに脱帽。

日ごろから、会議時間制限遵守過激派として、弊社の会議において、がんがん話をまとめていくパワープレイで社内の一部の家に帰りたくない系おじさまたちから顰蹙を買っている人間として、無駄のない進行言葉とエレガントな場の制圧に心から尊敬の念を抱いた。

17:00

出ようと思って振り返ったら、後ろの席に岡本真帆さんがいて、岡本真帆さんだ!と思いながら、ライブアイドル現場で鍛えられた街で推しを見ても話しかけないというマナーが発動する。

17:15

配布された地図を見ながら懇親会会場に向かう。

徒歩3分で着くはずが、5分以上歩いても到着せず、はて、と思ってよく見ると、反対側に歩いていた。

GoogleMapを開く。

17:30

懇親会開始。

塔の岡本幸緒さん、北神照美さん、本田葵さん、松本志李さん、杜崎ひらくさんと同じテーブル。

皆さん、誌面では拝見していたが、お会いしたのははじめて。

短歌の話や塔の話など、共通の話題が尽きず、また皆さんの優しいお人柄に触れてとても楽しい時間を過ごさせていただいた。

前の筆名「中型犬」が、「(姓)中型(名)犬」なのか、「(姓名はなく)中型犬」なのかという議論が編集会議でのぼっていたいう話を聞き、まじで世界一意味のないことを歌人のみなさまにさせてしまっていたことを反省した。

そこそこに酔っぱらってしまい、岡本幸緖さんに「(塔の掲載が10首中)4首が多いんですよ」と泣き言を言ってしまったら、2月号の掲載歌を見ていただき、「悪くないんじゃない。続けてたらいいことあるよ」と励ましてもらって、ちょっと泣きそうになった。

終盤に、森山緋紗さん、榎本ユミさん、ゴウヒデキさんに挨拶をさせてもらう。

SNSのやりとりや一方的に活動を拝見して勇気づけていただくことが多く、直接、お礼を言えてよかった。

21:00

懇親会終了。JR神田駅に向かって歩く。

神田と言えば、神田駅西口徒歩1分の本田麺業。
言わずと知れた名店「ほん田」の系列店で、都内屈指の絶品麺を味わえる唯一無二のラーメン店。一度訪問したことがあり、その際も、そのまま藻塩でも小麦の味を楽しめる超もちもちの手もみ太麺に、出汁の力強さがしっかり感じられるスープに感動した。

足が自然に西口方面に動き出しそうになるが、楽しいことはよくばるとろくなことがないので、3周目の「カラタチの最果てのセンセイ!」を聞いて気を紛らわせながらJRに乗り込む。

21:20

自宅最寄り駅に到着。

どうにも頭が沸騰しているので、駅の近くの定食屋でクールダウン。

ちびちびやりながら、今日のことを思い出していたら、おじいちゃん店員から「うち、22:00閉店だから」とプレッシャーをかけられて、今日一日があまりに楽しくていいことしかなかったので、心の中の帳尻があった。
ありがとう、おじいちゃん。

たぶん、本田麺業に行っていたら、バランスをとるために帰宅中に心不全で死んでたと思う。

23:00

就寝。

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