仕事帰りに眼鏡を買っただけなのに 疲れ果ててしまい、
はやく死にたい、と口に出しながら泣いてしまう金曜日だった。

帰宅途中から涙が出てきてしまい、さっきまで止まらなかった。
だんだん、泣く行為のデメリットが気になってきたので泣き止んだ。
鼻が詰まって息が出来なくなることや、明日目が腫れること、疲れること、それらが気になってくると、冷める。
もういいや、はあ。

抜けていたが、眼鏡を買って疲れ果てる前に、メンタルクリニックに通院したのだった。
合言葉のような決まりきった言葉を発し合い、薬を処方されるだけなので、数分で用が済む。
しかし、今日は｢どうですか〜最近｣に対して
ついうっかり｢落ち着いています｣と嘘を返してしまったのだった。
大抵の回はこのやり取りで、｢この調子でお薬続けましょう｣
～完～
という流れでほっこり終わるのだが、
｢落ち着いています｣が嘘だった場合、
何も相談できず、すぐに調子を崩すのだ。
昨日もなんだか辛くなってわんわん泣いて寝て
今日一日中 目が腫れていたというのに
そのことすら言いそびれてしまった。

もしも時間が戻せたら
しんどいって言いたい。死にたいとすら思う。
消えてなくなりたい。
さっきバスに飛び込みそうになった。
でもできなくて、
泣きながら帰った。ずっと涙出てくる。
右の鼻詰まってる。
医師に伝えたかった。

簡単なこと、楽しいはずのことが
死の引き金みたいになってしまうのは
本当に生きづらいよ。
おかしいし。
楽しめばいいのに、いいなと思ってた眼鏡のフレームと別のかわいいのを見つけてしまい、
それだけで想定外なのでどっちを買えばいいかわかんなくて
パニックを起こす。
決められないし疲れてきちゃって1回店を出たりして、
不審に汗も出るし、みすぼらしがったろうな。
決めても購入までスムーズにいけず、
3、4回心が折れて顆粒になった。

日常のなかに さらりと 死にたいが存在する。

いとも簡単に死を予感として手繰り寄せてしまう謎の特殊技能を身につけてしまったからには仕方がないし、
他者にもその技術がある想定はしていたい。

どこにでも引き金になり得るものがあって、
ロシアンルーレットのように自分でもわからない。

教訓もオチもメッセージも無いが
ごくごく普通に前触れもあるんだかないんだか、
急に涙は出るし
はやく死にたい、消えたいとか溢れるし
そういう｢もう無理な日｣はあるあるで、
あるあるでつらい。
なしなしだろ。プリーズ ハッピーライフ。

疲れて泣き止んだはずだが、書きながら目はずっとしっとりしていて、
鬱の海に入水する夜。