技術書典5 参加レポート

本日開催された技術書典5に一般参加してきました。
技術書典はソフトウェア・ハードウェアの技術書オンリーイベントです。
いわゆる同人誌即売会の一つです。

行こうと思ったきっかけ

元々技術書典は興味があったのと、今回出展する方の「セイチョウ・ジャーニー」という本がどうしても欲しくて参加を決めました。

開催日が近くなると出展情報がTwitterに流れるようになり、最近お知り合いになった方も多くて参加を決めてよかったと思いました。

当日の様子

開場1時間前に到着したら一般参加者の待機列が長蛇の列!技術書典の盛り上がり方が凄い!と感じました。僕の前には400人くらい並んでいたかな?
参加者はエンジニアが大半だったと思いますが、技術系カンファレンスでもこんなに人が集まるイベントは滅多にないので、エンジニアの関心の高さと熱意を感じました。

開場後の熱気はコミケか!と思うくらいの人・人・人でしたが、スタッフの誘導がよかったのか混雑の中でも大きな混乱もなく、皆さん目的の本を比較的スムーズに買えていたように思います。

本のジャンル的にはソフトウェアが多く、特にフロントエンドの技術関連が多かったように思います。サーバサイドもよく見かけました。ハードウェアは基盤を販売しているところがあって、様々な分野の人が集まっていて凄く刺激を受ける場所でした。
個人的にはPHP関連の本がもう少し欲しかった…

参加した感想

開場前のスタッフの誘導の手際、和気あいあいとした雰囲気、知り合いに会えたことなど最高の空間でした。

頒布されていた本の価格は1000円~2000円が多く、同人誌としては高額なのですが、一般的に販売されている技術書が3000円前後が多いことと、特定領域に特化した本をその領域に詳しいエンジニアが執筆しているということを考えると決して高くはないなと思います。

画像は今回の戦利品です。
目的のセイチョウ・ジャーニーが無事買えたことと、CrystalDiskInfoのhiyohiyoさんがCrystalDiskInfoの本を出されてて衝動買いしてしまいました。迷ったら買えという教訓が活きました。

次回も参加したいと感じさせてくれるイベントでした。

(追記)[宣伝]関連した勉強会、やります

僕の所属するエンジニアの登壇を応援する会が今月、「執筆の技術を勉強する会」という勉強会を開催します!

開催日時:2018/10/26(金) 19:00〜22:00
イベントURL:https://techplay.jp/event/700825

技術書典に出展された方々より、以下のテーマで登壇頂く予定です。

アウトプットの選択肢としての執筆とは
技術書典5で本を並べるまでの流れや必要なこと
技術書作成時に利用できるサービスやツール等
共著時のタスク管理方法

技術書典に興味があって自分でも本を出してみたい、けれどどうしたらいいんだろう…?とお悩みの方執筆に興味のある方は是非ご参加ください!
美味しい日本酒も用意してお待ちしています!

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気になったこと

ここからは同人誌即売会に20年以上参加しているガチ勢として気になったことを少し書きたいと思います。

◆技術季報の販売場所
 会場へ入場する直前でスタッフが手売りしていたのと、入場してすぐの
 場所で販売していたのですが、以下の点が気になりました。

 ・続々と入場する流れの中で列を離れて手売りのスタッフに声を掛ける
  難易度が高すぎる(実際買う人がごく僅かだった)
 ・技術季報の販売列で入場の流れが阻害されていた

 会場前にブースを作って、開場前でも購入できるようにして開場までの
 間にサークルチェックも兼ねて読んでもらうということができたら最高
 だったなあと思いました。

◆会場の配置
 入場後すぐの場所に運営ブース、その次に企業出展スペースが通路を
 挟むように配置されていて、開場直後に人の足が企業スペースで止まって
 しまい、人の流れを阻害する
形になったのがいまいち良くなかったな
 と思います。
 会場の形がコの字型なので配置に悩んだ結果だとは思いますが、もう少し
 イベントの進行への配慮をして欲しいなと思いました。

◆参加者同士のトラブル
 たまたま見かけたのですが、混雑の中でぶつかってしまったのか、参加者
 が通路上で口論になっていて、スタッフが仲裁に入っている場面があり
 ました。
 スタッフの介入は必要だと思いますが、通路の真ん中で口論が続いていた
 ので正直迷惑でした。
スタッフが端へ誘導するなりして落ち着いた場所で
 対応して欲しかったです。
 他の点はともかく、この点については見過ごせなかったので運営に意見を
 送ろうと思います。

◆見本誌のデータ提出について
 前日に目にしたことなので詳細は追えていないのですが、見本誌として
 提出するデータは入稿したオリジナルデータ(要は印刷可能なデータ)以外
 は認めないとか、利用目的が不明瞭だとか、出版社が共催なので提出した
 データが悪用されないかなど懸念が多いように見られました。
 今後の運用に際して、見本誌データの利用目的、保管、破棄などのガイド
 ラインを明確に定義して疑念を払拭してもらいたいと思います。

長々と書きましたが、これからもイベントが続いて欲しいという気持ちで締めたいと思います。
読んでくださりありがとうございました。

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