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自分を奮い立たせるプレイリスト

趣味は音楽鑑賞です、に付け加えたい。
オリジナルのプレイリストを作ることです、と。

以前、夜のドライブ、夏のきらめきと、プレイリストを紹介してきたが、今回は《自分を奮い立たせるプレイリスト》。

越えられない壁に直面したとき、悔しい失敗をしたとき、自分たるんでるな、と惨めに感じるとき。

そんな風に、いけてないシーンなんて、しょっちゅうある。
そんな時に、前回の『落ち込んだときにやることリスト』にあるように、音楽を聴くことで、スイッチが入る(様な気がする)。

今回のプレイリストも、完全なる自分好みだ。
そんなプレイリストを聴いて、どこかの誰かがちょっとでもいいな、と感じてくれたら嬉しい。
どこかの誰かの、背中を押せたらなおのこと。



①creepy nuts のびしろ 

30歳という節目を歌った、まさに自分を奮い立たせる一曲。
俺にはまだ覚えたいことがある、やりたいことがある、というな意欲を《のびしろ》というワードに込めてある。
この謙虚さがcreepy nutsらしいし、令和という時代にぴったりだ。
歌詞には大きく2種類に分られる。
1つ目は、神の目線。
2つ目は、自分の目線。
こちらの曲は、言わずもがな、後者である。
私は、応援歌においてこの後者のタイプが非常に好きだ。
そっちの方が、『自分はひとりじゃない』って感じられるよね。
以前 YouTubeで公開された、first take versionもカッコよかったな。
R指定の『傷が癒えていく速度は』の後のため息、色っぽすぎ。

②サカナクション アイデンティティ

『どうしてえーーーー』というサビがあまりにも有名な一曲。
自分自身が『アイデンティティがないまま、大人になった』と言われた経験があるからこそ、この曲は響く。
結局、『自分らしさ』を明確にできる人間こそが幸せなんだと思う。

取りこぼした十代の思い出とかを掘り起こして
気づいた
これが純粋な自分らしさと気づいた

若い頃の経験こそ、今の自分を創っているんだろうな。
サカナクションの表現ってすごく腑に落ちる。
だから、奮い立たせてくれるんだろうな。


③ASIAN KUNG-FU GENERATION  ブラッドサーキュレーター

熱い歌詞!ライブで是非とも聴きたい、いつかは。
中華風なイントロも相まって、やる気がメラメラ湧いてくるような一曲。
こちらの曲は、神目線になるのだろうか。
随分と熱い神様だ。
性別は言わずもがな、漢なんだろう。
かと思いきや、こんな思いやる場面があるのだ。

独りで泣かないで
身体を傷つけないで
愛に飢えないで
憎しみを溜めないで
どうか振り向いて
どうか 君よ

飴と鞭ってこういうことかな。
『どうか』という切実さが切なくも感じる。
誰かを奮い立たせるにしても、独りではいけないものだ。
愛は必要だ。
独りで戦う必要はないのだ。

④クリープハイプ 二十九、三十

みどり苑的、この世でいちばん寄り添ってくれる楽曲第1位。
『誰か』は見ててくれるから。
でも、誰かはわからない。
神目線の音楽をバッサリ斬り裂くあたり、好き。
私はまだ20代だが、30代になったら、またさらに違うジャンルの悩みが増えたり、健康面で不安定になったり、腰回りに肉なんかついちゃったりして、明るい未来は程遠いかもしれない。
『のびしろ』とは、真逆のタイプの一曲。
でも、《前に進め》という締めで、寄り添いながら、そっと背中を押してくれる。
退勤後にぴったりで、夜、帰りの車でよく聴くのだが、どうして夜とクリープハイプって、こんなにも相性がいいのだろうか。

⑤星野源 日常


素朴だけど、強い意志を感じる一曲。
柔らかいメロディーと凛と前を向いた歌詞のギャップが素晴らしい!
《日常》というタイトルは、これこそが星野源の日常だからつけられたのだと思う。
日常に転がる思想、忘れてはいけない自分ならではのこだわり、価値観。
このこだわりは、誰しもが大事にするべきなのではないだろうか。
このこだわりこそが、日常を彩るから。

みんなが嫌うものが好きでも
それでもいいのよ
みんなが好きなものが好きでも
それでもいいのよ

このことを忘れなければ、人生明るい。
でも、なかなか難しいから、しんどくなる。


⑥Base Ball Bear カナリア

応援ソングに、ベボベは必須だ!!
ベボベってジメジメしてて、キラキラ反対!でも青春してるぜ!な人たちでしょ?と思ったらそこのあなた。
アルバム『二十九歳』の楽曲は、ベボベのターニングポイントと言えるほど、ガラッとイメチェンをしているのだ。
ベボベの変化は進化。
これは、私が高校時代から唱えている名言です。
当アルバムの最後に収録されているこちらの曲、ベボベらしくないのだ。
ドラム堀くんの陽気な掛け声から始まり、ジメジメとはかけ離れた、カントリー調で、焚き火をしながら仲間と歌いたくなるような雰囲気。
しかし、やはりこいちゃんの文学的歌詞センスは健在である。


ぞっとするほど日々は続く
育ちや占いのせいにして 正気を保ってさ
それでもグッとくることがあったりするから
救われるよな

救われるよな。
そうだ、そうやって、微かな希望を見出して、今まで生きてきた。
仕事の失敗や、他人への妬みなんかは続いていくとしても、綺麗な夕日を見ることができたとか、友人から嬉しい言葉をかけてもらえたとか、小さな(場合によっては大きな)幸せを積み重ね、生活は成り立っている。

⑦くるり ハイウェイ

ここだけの話。
こちらの曲、みどり苑のプレゼントには、ほとんど入っております。
それくらい、特別な一曲なのです。
《全部あとからついてくる》という無責任なようで頼もしい歌詞のおかげで、私は何度も立ち直ってきた。

何か でっかい事してやろう

でっかい事、という夢しかないワード。
なんでも、その気になればできる。




私は、半年以上noteの更新を続けている。
最初は、ほぼ毎日の更新だった。
それが、よくて週一、と頻度が落ちてしまっている。
本来は、自分の感性を磨くため、高頻度での更新を目標としているのだが、計画のなさが顕著である。
私の今の課題だ。

しかし、ここまでよく続けたな、と思う。
きっかけは、恋だった。
今の自分の気持ちを、新鮮なうちに、形にしたいと考えた。
多いときは、90ほどのスキをいただき、嬉しいことに、コメントまでいただいて、励みになった。
そして、自己表現が、楽しくなっていった。

noteを更新する、という行為こそ、始めたばかりの私にとっては《でっかい事》だった。
自分の文章を、不特定多数に見せるなんて緊張するし、ましてや、恋愛について綴るなんて、自撮りより恥ずかしいし。
しかし、やってみると、ノッてくるものだ。
そして、相変わらず下手くそな文章を、時々読み返すと、当時の自分の心情をダイレクトに思い返すことができて、noteは自分の歴史を刻むひとつのツールになっている。

いつかは、もっとでっかい事をする。

もし、でっかい事するときには、見ててほしい。

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