私にはヨガがある

私は34歳を過ぎてからラジオが好きになりました。
耳から入るメディアの素晴らしさについては、「母の友」にエッセイを寄稿したことがあります。
機会があったら手に取ってください。

ここでも紹介したのが
私が日本に住んでいてもイギリスでも
愛してやまない番組。
住吉美紀さんのBlue Oceanです

住吉さんと、リスナーの皆さんにどれだけ救われてきたのかは別の機会に話すとして
今回は住吉さんが言っていたヨガの言葉について書きたいと思います。

どこの場で言っていたか忘れてしまったのですが
私には忘れられない言葉なのです。

それは
「どんなに辛い時でも『私にはヨガがある』」

私もちょうど同じことを考えていた時があります。
「思い通りにならないことが続くけど『私にはヨガがある』」

私はイギリス行きのビザがなかなか出ない間、
育児と仕事のバランスがうまくいかず
どっちも中途半端なのではないかと思っていた時、
この言葉に救われました。

今や気軽に取れる資格になったヨガインストラクター。
私が持っているRYT200という資格を持っている人は多くいます。
もちろん、ヨガを教えるための資格です。
でも、正直言って今の私は、それを上手に仕事に活かせていません。

ボランティアでヨガは教えていますが
収入には一銭もなっていません。

オンラインヨガ講師は休業状態です。

でも、それでも
自らヨガの学びをやめず
毎週定期的にレッスンに参加しているのは
『私にはヨガが生活の一部』だからです。

ヨガには不思議な魅力があります。

私が、自分のレッスンでよく伝えるのは
「誰かの正解ではなくて、自分のちょうど良いを探しましょう。誰かと自分を比べるのをやめて、自分の体に集中しましょう。」
という言葉です。

今、たとえどんな状況でも
『誰かの作った正解に当てはめることが大切』と思い込んでいる人。
それが確かに現代社会の仕組みの一つでもあるので、それをやめるのは無理だと思います。
だからこそ
ヨガの時間だけでも、その「誰かの軸」を手放して自分に集中してみてください。

私にはヨガがある。
それは、私がいつも、私基準に戻れる時間のことなのかもしれません。

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