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「会社でやりたい仕事ができない。」はざれごと。~新社会人よ、今日から大人だ。~

こんにちは。みどりのパスタです。


本日4月1日から社会人3年目。世間は大変な状況ですが、社会経済の一端を微力ながら担っている身としましては、しっかり、より気を引き締めて今後も仕事に取り組む所存です。



さて、note再開早々、少しきつめの言葉をタイトルに使ってしまいましたね。

今回は、「会社で働くとは」ということ、そして自分のキャリアの選択に関して、同期との会話から思うことがあったので、書いていこうと思います。



共通項は「クリエイター」な同期、M。

1年目は全く違う部署で違う働き方をし、2年目で縁あって同じ部署になった同期の「M」とはクリエイターという点で共通点がありました。

双方とも芸術系の大学を卒業しており、彼は動画、私はデザインという点で、入社当時から共通の話題が多い仲でした。


必然的に、同じ部署になったことも後押しをし、飲みに行くような仲にもなり、会社の未来のことや、将来の夢など話すようになりました。



「会社組織」に対しての認識の違いが露呈

そんな同志のようなMと私、会社に対して求めていることや考え方が違うなぁ、と感じる場面がつい最近ありました。

本日より社会人3年目。Mとは同じ組織でありながら、この度、組織変更があり、チームのミッション、個々人のミッションが変更になったのです。


ミッションの変更や組織変更などは、私にとっては慣れていることでした。入社半年で3回異動になったこと、所属していた部署が企画系・新規事業系だったこともあったからです。

しかし、彼はずっと営業職で1年勤務し、2年目は自分の得意な領分である動画という分野で会社を良くしようと思っており、実に楽しそうに働いていた矢先に仕事内容が変更になってしまった…。

Mは、このことに対してこう漏らしていました。


「この1年(入社2年目)は自分のやりたいことと会社の期待がバランスが取れていて良かったけど、今年度から崩れてしまって、仕事を続けようか迷っている。」


という内容。

この時、私は2つのことを思いました。


1. 会社って自分の「やりたい」の提供を”待つ”のではなくて”作る”ものだよな

率直な感想が、「めっちゃ甘いこというなぁ」でした。


考えてみてください。皆さんは会社に何をしに行っていますか?

会社の利益を上げるために、会社の抱えている顧客のために、会社で働いている仲間のために、全体最適で物事を判断し、各々のミッションを遂行する。

この行動が会社組織の一般社員として求められる最低限のことだと私は考えています(管理職になるとまた違いますが)。


ここで誤解しないでいただきたいのは、会社のために滅私奉公しろ、だとか、上層部の命令に100%従え、ということではありません。

自分の行動、考え方のベクトルを「全体」に向けること、そして、全体の中で自分の役割を見出し行動し実現することが大切なのです。



1-1. 考え方のベクトルを「全体」に向けること

会社にとって、顧客にとって、業務上において、その考えやアイデアは「合理的か?」「筋が通っているか?」「今絶対に必要なことか?」ということを常に自問自答するようにしています。


たとえば、自社でSNSを運用して顧客の獲得をしたい!と思ったとします。

今の世の中を鑑みても、企業のSNS運用や活用は必要なことです。また、効果も見込める領域で、競合他社も有効にまだ使えていない。

となると、これは今すぐにでも取り組みたい!と思うことでしょう。


しかし、もっと俯瞰的に、広い視野で物事を見てみましょう。

SNSで顧客を獲得することは確かに大切。でも、まだWebサイトからの流入やコンテンツの整備が十分ではない。見込み顧客をWebやSNS上で獲得しても、そのあとのセールスが整っていない、そもそも人も足りていない…。など、他にも課題があって、それらの方が優先順位が高いとしたら?

もちろん、上層部はそちらから先に手をつけます。経営者、責任者としてはそう判断するでしょう。

いくら自分が「必要」と叫んだところで、この優先順位を覆すことができなければ上層部は力を入れよう、協力しようとはならないのです。


細かいことを言い出したら、「やったほうがいいこと」というのは会社の中にはたくさんあります。しかし、それら全てにリソースを割けるわけではないのです。この考え方や判断の仕方をしっかり理解することが大切です。

ちょっと「仕方ない」思考を持つことが、自分の心や、やりたいのにできないもどかしさを落ち着けるのに大切だったりするのですね。



1-2 自分の役割を見出し行動し実現すること

では、全て「仕方ない」で済ませてしまえば良いということでしょうか?

それでは、本当にただただ自分を殺して滅私奉公するだけのYESマンになりかねません。そうではないのです。


全体最適の思考を持ちつつ、自分のやりたいを実現することは可能です。

先ほど、会社の中には優先順位がある、と申しました。物事には優先順位があります。

逆にいうと、自分の「やりたい」の優先順位を上げるように働きかければいいのです。


自分のやりたいことに対して、上層部に根強くプレゼンをする。何度もプレゼンをして、ダメだったら、何がダメだったのか分析して、上司や先輩にアドバイスをもらって、何度も説得する。

先に実績を作ることもアリですね。自分の周りで、自分のやりたいに共感をしてくれる人たちがいたら、その人たちを巻き込んで小さな実績を作って積み重ねるのです。そうすると、説得力が増しますよね。


そう、そこまでしないといけません。自分以外の個が存在し、会社として全体最適を求める集団の中で、自分の「やりたい」を押し通すにはそれなりの覚悟と根気と行動が必要です。

自分の努力は本当に足りているのか、常に謙虚な気持ちで自問自答して根気強く行動してみてください。



2. 自分のやりたいを実現するには自分から動かなくてはならないよな

会社に甘えるな、と思う反面、Mの辞めたい、という思いも良く分かりますし、とても共感しました。


ここだけの話(と言いつつネットで言ってしまうのですが)、私は遅くとも9月で現在の会社を退社する予定です。

理由は、フリーランスとして独立しようと決めたから。私の「やりたい」に対して、会社が足枷になってしまうと感じたから辞めると決めました。


ここで言いたいのは、自分の「やりたい」に正直でいい、ということです。

会社の中でやりたいことを押し通すこと。逆に、自分のやりたいのために会社を辞めること。

これらはどちらも、自分の「やりたい」に対してポジティブに選択した結果だと思います。


私も相当悩みました。元々、フリーランスになりたい中で会社に就職した、と言いつつも、たくさんのことを学ばせていただき、普通に生きていたら経験できないこともたくさん経験させていただきました。

このまま会社につとめながらフリーランスをすることも可能です。会社も理解が深く、とても感謝しています。


けれど、それでも自分の「やりたい」を追求するには、会社を辞めることがベストだと自分で選びました(たくさんの方に相談に乗ってはいただきましたが)。


自分のやりたいに強いこだわりがあるのならば、時には辞める、捨てる、という選択も大事です。自分の人生の選択は自分だけのものだからです。



結論:自分の道は自分で選べる

★会社は全体最適で動くため、自分の「やりたい」に責任も保証もしない、「仕方ない」こともあること。

★それでも会社に対して自分の「やりたい」を通したければ、時に周りを巻き込み、圧倒的な行動をすること。

★自分の「やりたい」には正直でいい。


今日はこの3つを新社会人はじめ、キャリアなどに悩みを持っている人にお伝えしたいと思い筆をとりました。

あくまで一個人の意見ですし、諸先輩方からすれば若輩者の意見かもしれません。


ですが、自分の「やりたい」という心を尊重してくれるのは、自分しかいません。自分のことは自分が一番大切に考えて欲しいのです。



筆者紹介

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関西圏内でデザイナー/カメラマンとして週末フリーランスをする24歳、女。スターバックスのコーヒーを飲みながらスターバックスで仕事をするのが好き。

フリーランスになりましたら改めてご報告いたします。とにかく皆様、健康で現状を乗り切りましょう。

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