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身体を変えたいなら「何を食べるか」ではなく「何を食べないか」

2023年は不思議な年ですね。夏は全国で40℃近くまで気温が上がったり、冬は12月にもなっているのに20℃と夏のような気温になったり。12月なのに半袖で過ごしている人もちらほら見かけました。

私は厚着をして、寒さ対策のためにホッカイロも貼っていたので汗だくでした。

気温や気圧の急激な変化について行けず、体調を崩してダウンしている方も多いのではないでしょうか。

東洋医学の考え方を取り入れると季節の変化に合わせたセルフケアを行いやすくなります。

私自身、もともと冷え性で冬や雨の日は体調を崩しやすかった

小学生のころから手先から全身が冷たく、36℃以下の体温低めの子どもでした。どれだけ厚着しても、小学生ながらに唐辛子を料理に使ってみたりしても全く効果は表れませんでした。

看護師になるために勉強をしていると、低体温は様々な病気を引き起こすことを知りました。体温が低いと感染症にかかりやすく、がんにもなりやすいと言われています。また女性は生理痛が重くなることがあります。知ってしまってから、とても怖くなりました。それからはどうやって体温を上げるか必死に模索しました。

体温を上げる薬はありません。そのため、西洋医学よりも東洋医学の方が合っているのはと思いました。薬ではなく、食べるものから身体を健康に出来たら良いなと思い、薬膳の勉強を本格的に始めました。

身体を変えるなら「何を食べる」より「何を食べないか」

「好きなものを3つやめて、嫌いなものを3つ食べなさい。そうすれば身体は良くなるわ。」

薬膳の先生が言っていたことの中で1番衝撃を受けた言葉です。最初はピンと来ませんでしたが、徐々にその意味が腑に落ちていきました。

私自身の例です。

〇冷え性、むくみ

〇ダイエットに良いと聞きよく食べていたもの
豆腐、豚肉、アボカド、レタス、キュウリ、大豆もやし、寒天、ひじき、
わかめ、もずく、緑豆春雨

果物好きでメロン、梨、柿が大好き。
パンも大好き。

柿はビタミンCが豊富で風邪予防になると聞き、大好きな果物だったのでよく食べていました。

〇よく飲んでいたお茶
ウーロン茶、緑茶

緑茶はカテキンが含まれており抗酸化作用で老化防止、がん予防、抗ウイルス作用があり風邪を予防など効果があると言われているのを聞いたことはありませんか。私はテレビで知りました。

〇嫌いな食べ物
玉ねぎ、長ねぎ、ニラ、らっきょう

味と臭いが苦手で特に生の状態で口に入れると気持ち悪くなってしまいます。

中医学や薬膳をやっている人が見たら、「その食材食べていたら冷えるよね」とツッコミを入れたくなると思います。

当時、私が好んで食べていたものは薬膳的に見ると全部身体を冷やす食べ物です。そして嫌いなものは身体を温める食べ物です。身体は冷やす食べ物を多く食べて、身体を温める食べ物を食べなければ必然的に身体は冷えます。

冷えに悩んでいる人、何人かに聞きました。するとみんな身体を冷やすものを好んで食べていました。ダイエット目的で豚肉、豆腐や海藻を多めに食べていた人もいました。代謝上げたいのに上がらなくて、思うようにダイエット出来ていないと話していました。

自分の身体を見れば、温めるor冷やす食べ物のどちらを好んで食べているか分かります。身体を変えたければ、まずよく好んで食べている物を少しずつ減らしていくことが必要です。

季節に合わせた食事をする

もう2023年12月で冬ですね。木枯らしがふいて、空気が乾燥して、寒くなっていく季節です。冬には神無月、霜月、師走いう言い方があります。

神無月は新暦の10月下旬~12月中旬です。全国から出雲大社に神様が集まるため、島根県では神在月と言うそうです。

霜月は11月下旬~1月中旬です。霜が降りる季節だから霜月。神無月で留守にしていた神様が帰ってくるから神楽月ともいうらしいです。12月22日は冬至で、太陽ののぼる時間が1年で1番短くなる日です。

師走は12月下旬~2月中旬頃です。普段は落ち着いているお坊さんも忙しく走り回ることから師馳月(しはせつき)というようになったそうです。

寒さのピークは小寒~立春までと言われています。小寒は1月5日あたりで寒の入りとも言われます。大寒は1月20日あたりで最も寒い日です。

これからの季節、小寒から大寒(1月5日~20日ころ)に向け、寒くなっていきます。

身体を冷やす食べ物よりも、温める食べ物を食べた方が身体も楽です。

まず自分の身体で試してみて


これから寒の入りに向け、身体を温めるおすすめのお茶レシピを紹介します。

紅茶+シナモンor生姜+黒砂糖

意外かもしれませんが黒砂糖は身体を温めます。ミネラルも豊富だからおすすめです!

カフェインが気になるという方は紅茶を抜いて、シナモンティーだけでも身体がびっくりするぐらい温まります。ちょっと手に入りにくいのが難点でしょうか。

感じ方は人それぞれです。実験のように食べて、実際身体が温まるのか、冷えるのか観察してみると面白いですよ。

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