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【あつ森から学ぶ生物の話!】一生ミノの中で過ごすミノムシのメス。しかしその一生はあまりにも悲しいものでした

こんにちは!映画見ながら調べものしてたら全然捗らないですね(*´ω`*)謎にたくさん泣いたし。。でも面白い映画でした!詳しくはTwitter@midorigi_ryokuで呟いてるんで、よかったらフォローして下さいませっ💚

さて、今回は「ミノムシ」について調べてみましたが、こちらもお涙頂戴です。調べ終わってから色々考えさせられました。人間っていう生き物ってさ・・・とか。では、どうぞ!

フータ先生の解説

ミノムシは、ミノガという ガの幼虫です ミノは 木の葉などで 出来ていて、実は それなりに 強度もあるんですよ
オスは 成虫になると ガになりますが、メスは 一生ミノの中で過ごします
ぶら下がった姿は 少しは可愛いですが、結局は ムシの幼虫ですからね・・・ ああ、キモチワルイ・・・

メスはミノから出ないだとっ!?
やったー!あたし、ミノムシになるぅ!!(私はかなりの出不精なのでむしろ既にミノムシである)


ミノムシってどんなムシ?

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ミノムシは漢字では「蓑虫」です。ワラで作った蓑(みの=マントみたいな防寒具)を被った姿に似ているので、蓑虫の漢字が充てられ呼ばれています。ですが、ミノムシはワラではなく小さな木の枝でミノを作ることが多いと思いますね。公園の木だけでなく、街路樹でも意外に見ることが出来ますよ。

ミノムシは寒さから身を守るために、ミノを作って冬越しをするのですが、メスは一生ミノの中にいるということなので、実質ミノムシは年間生存しているという事になりますかね。

孵化したオスのガは、見た目ふつうの小さな小さなガでした。もしかしたら、夜の電灯などにチカチカ集まってきているガの中に紛れているかもしれません。ミノの状態でなければ、ミノガを見分けることは素人には困難だと思います。

さらに、ミノムシについて調べてみると、とても悲しいお話になります。。。(そしてちょっとグロいかもしれません、ご注意ください)


極端なオスとメスの役割

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フータ先生の言うように、オスはいずれミノから孵化をし、ミノガとして空を飛び回り、メスを探すことになるでしょう。そしてメスも同じように孵化をして・・・となるのが、虫界の常識のように思われるのですが、ミノガの常識では無いようです。

メスはミノから孵化をせず、一生ミノの中で過ごし、ミノの中で死んでしまいます。時期が来ると、ミノの下側から頭やお腹をチラ見させてフェロモンを出し、それに気づいたオスがやって来てくれればラッキー。メスはその時をじっと、じっと、待つのですよ・・・。

オスが来ると、ミノの下側でメスと交尾をすることが出来ます。オスはその時、メスの姿を見ることは出来ません。悲しいですが、交尾が出来ればもう会うこともありません・・・。

交尾を終えると、メスは自分のミノの中で卵を産みます。そして、産卵を終えるとメスはミノの中で死んでしまい、下の穴からするりと抜け落ちてしまうそうです・・・。

オスは将来、ガになるので、翅も足も口も目もありますが、メスはほんとうに卵を産むだけの役割となるので、その姿は一生イモムシのままで、手足や口や消化器官も無く、体内いっぱい生殖の為の器官だけなのだそうです・・・。

卵から孵った時は、オスもメスも同じイモムシで、同時期にミノを作り始めるのに、その後の生き方が違い過ぎて、とても辛いです・・・。

一本の映画になりそう・・・。


ミノムシは現在、絶滅危惧種となっています。今は女性も働く時代なので、ミノムシさん界でも、女性進出の転機が訪れれば良いですね。

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なんだか切ない・・・(´・ω・`)

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