Foundations of Esoterism: Lecture 16

R.シュタイナー
実際のところ、人の行動には自由と呼ばれるものはほとんどない。人は行動によって生じるその結果であるからだ。言わば過去の行いの中で生きているようなものである。そして逆にに言うと、今準備していることが未来にも繋がっているのだ。

人は古いものに拘る。無の創造を繰り返す。安全な蜜のない花畑に何度も足を運ぶようなものだ。一方、カルマと無関係なところに生まれる創造を「無」からの創造、またはにあばーなからの行動と呼ぶ。大抵はアートや歴史から織りなされていく。

その「無」からの行動は直観から生まれる。カルマの外からの創造だ。そして光とともにやってくるニルバーナ。

Q.人間はどのようにニルバーナに上る?

A. レムリア期、4メンバー(etheric, astral, physical, ego)とともに地球にいたころ。

その魂はゆっくりと身体を直立させ、そして、そこからカルマが始まった。手の獲得で地球と並行した活動が出来るようになったのだ。

次の段階はスピーチ。言葉は活動を作り、カルマをもまた作る。しかし、これは個人のためのものだけではないのだ。―― つまり人類そのもの。他者と話した瞬間に行動が生まれるのだ。言葉は個人以上に広がっていく。自我のない言葉が人類に繋がるのだ。

オカルティスト:What I do with my hands can be simply my own concern.
When I speak, I speak as a member of a nation or a tribe.

思考は言語ではないが人類全体に属している。スピーチはグループに属する。外で呼びかけたことが他者への行動と繋がっていくのだ。そしてそれは後にグループを作り星を作る。

人の思考は来世に影響する。この星の霊に今影響を与えているのは思考だが、未来はまた別のものになるだろう。

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