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バイリンガルの感覚(日本語が第2外国語編)

Hello, みろろんです。

残念なことにイギリスのロックダウンに基づき、土曜日の補習校もオンライン授業になっています。2学期も半分くらいオンラインなので生徒の顔が見えず寂しいです。

うちの子たちもオンラインで授業を受けているはずだったのですが、宿題などを提出していないと担任からおしかりを受け、家族で話し合った結果、オンライン授業中は私たち両親が国語と数学を家で教える、という家庭学習に切り替えることに。

一番の理由は動画を見ても、理解できない国語力です。

こんなことを言うのも情けないですがうちの子たち、読み書きは小学校レベル。それでも中学校のレベルに頑張ってついていこうとしていたのですが、学校のサポートもオンラインだと得られず、ゆっくり教科書をすすめることに。

上の子の国語(高校)を手伝った私はかなり疲れてしまうほど高度なのでそれは置いておいて二人とも中学レベルからやろう!となり、ある単元の文章を読ませました。

そこで子供たちがおもしろい(といっても教育大好きな私にとって、ですが)ことを言うのです。

「(他人に)読んでもらっても理解できない」

私は自分が教えている学年には必ず模範音読の音声をつけているのですが、それはあまり役に立っていない?!

理由をきいてみると

「言葉がわからないから」

だそう。確かに、抽象的な表現や難しい言葉があります・・。

でも自分でも読めない(黙読)よね??

「読めないけれど漢字を見るとなんとなく意味が想像できる(ときがある)」

なるほど。黙読は自分のペースで進められるのもいいようです。

では、一番訳がわからないのは・・・

「音読だと文字ばかり気になって意味が頭に入ってこない」

でした!

子供たちの主張を整理すると

解りやすい順番は

1.黙読(ただし、読めと言われると漢字は読めない)

2.朗読してもらう

3.音読

補習校で教えて10年以上経つのにいつも2,3に力を入れていた私。

まさに盲点でした。

子供たちいわく、漢字があると意味が分かりやすいそうで、難しい熟語を丁寧に指導していた私はどこか違うところに焦点をあてていたのか、とちょっと落ち込みました。

国語の先生や、日本語教師の方なら私の発見は「あたりまえ」なのかもしれないのですが、私にとっては目から鱗でした。

今週からの動画授業、アプローチ変えます!

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