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読めば読むほど

8月という事もあるのかも知れないが

第2次世界大戦の戦記関連の本を読むことが多い

特攻隊の話

軍隊の話

組織の話

沖縄の話

不条理な命令の話

読めば、読むほどに怒りが込み上がる

現場の兵士には、全く関係ない政治的な人事で

いったいどれくらいの尊い命が失われたことか

優秀な人を特攻させるとは、どう考えても、無理な作戦

ここを詰めれば、ここを押さえれば勝てるのに

意味不明な退却

意味不明な放棄

大本営の纏まりのなさ

海軍と陸軍の確執


私のおじいちゃんも言っていた、何でもかんでも

ビンタされる

軍隊の命令は絶対服従なのだ


何があっても、上官が黒と言えば白も黒になる

理不尽過ぎる

いまの社会も理不尽なところがあるが

そんなものは比ではない


読めば、読むほど戦争はダメだ


絶対に戦争の歴史は繰り返してはいけない


いまの政治の世界も

基本的には大本営と変わらないと思う



私の昔の話だが、似たような事があった

転職したばかりの私は、一生懸命だった

慣れない仕事に、お荷物にらならないように

がむしゃらに仕事をしていた

ある上司から頼まれた仕事があった

頼まれた仕事に注力していると

違う上司が、その仕事は後で良いから

こちらの仕事を先にするようにと

後回しにした件は、伝えておくとの事だった

そして仕事をしてると、先に頼んでいた上司が来て

「終わった?」

「いえ、まだです。先にこの仕事をして欲しいと言われました。」

「何やってんの?」

「優先順位もわからないのか?」

「〇〇課長から話を聞いてませんか?」

「聞いてないね」

「いいんだよ、〇〇課長の仕事は断って」

私は心の中で叫んだ

【断れるわけないじゃん】

その後も、上司二人に別々の仕事を頼まれることも

しばしばあった

当時私は、上司の命令は絶対だった

転職して間も無く、結婚をする為に

ここで頑張らなければ後がなかったのだ

この二人の上司の上にも

上司はいた

先輩もいた

けれども、みんな見て見ぬ振り

後で、聞いてわかった事

二人の上司はとても仲が悪い


いつも、二人で都合良く新人を使うだから

新人はすぐにやめる

でも、また、いつでも人は補充できる

いつでもだ

その繰り返しだったのだ

麻痺している感覚


私は物ではない❗️


断固たる決意をもって、その会社に入ったのだ

その後の私は、上司二人に正式に抗議した

抗議した後は、更なるプレッシャーがあったが

振り回されることはなくなった

会社だから抗議出来たのだ


昔の軍隊ならば抗議したら、ビンタされる

いや

そもそも抗議出来ない


この話は、何十年も昔の話


今は、こんな話はなくなっていると信じたい


こんな上司に、なってたまるか❗️


と目覚めさせもらった事だけは、感謝する


戦記関連を読めば、読むほどに

過去の上司が、戦時中の上官に重なる


だからこそ、余計に怒りが込み上げてくるのかも知れない




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