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東京研修レポート③ 意見交換会~選挙プランナー・NPO法人代表理事編~

みなさんこんにちは!
私たちMielkaが関西に拠点を置いて活動しているNPO法人であることはご存知だと思いますが、その私たちが9月上旬に東京に出向いて学びを深める「東京研修」を行いました!

そこで前回前々回に引き続き、そのレポートをお届けしようと思います!今回は、選挙プランナーの松田馨さんとNPO法人WELgeeの代表理事である渡部カンコロンゴ清花さんです!

概要(松田馨さん)

日時:2023年9月7日 16:30~18:00
場所:選挙ドットコム表参道オフィス
出席者:松田馨さん、Mielkaメンバー

奥に座っているのが松田さん、手前側がMielkaメンバー

講演者プロフィール

松田馨さん
選挙プランナー/PRプランナー/株式会社ダイアログ代表取締役
公式HP:https://www.dialogue.bz/outline/

以下、公式HPより抜粋

2006年7月以降、地方選挙から衆議院総選挙、参議院通常選挙まで300を超える選挙に携わる。現職に挑戦する無所属・新人の依頼を数多く引き受け、勝率は七割超。
首長選挙においては、滋賀県知事選挙、埼玉県知事選挙、富山県知事選挙、石川県知事選挙、芦屋市長選挙(兵庫県・日本史上最年少市長)、千代田区長選挙(東京都・23区最年少区長)、四條畷市長選挙(大阪府・日本最年少市長)、大津市長選挙(滋賀県・当時日本最年少女性市長)、小松市長選挙(石川県・県内最年少市長)、日南市長選挙(宮崎県・当時九州最年少市長)、津山市長選挙(岡山県)、三沢市長選挙(青森県)、大月市長選挙(山梨県)、淡路市長選挙(兵庫県)をはじめ、新人の当選や現職の再選に貢献。地方議会議員選挙におけるトップ当選の事例も多数。

また、直近では最年少市長である芦屋市の高島市長の当選にも大きく貢献されています。

意見交換会

意見交換会では、私たちNPO法人Mielkaが若者に焦点を当てていることや、JAPAN CHOICE(https://japanchoice.jp/)やLocal Vote(https://www.localvote.jp/)を通して候補者の政策を分かりやすく発信していることを踏まえて、選挙における若者の影響力や選挙戦における政策の重要度についてのお話を伺いました。

  1. 選挙における若者の影響力                                                                          まずは選挙における若者の影響力を伺いました。松田さんは選挙プランニングの仕事を受ける際には、必ずその地域の人口と年齢分布を調べるそうですが、29歳以下は絶対数が少ないのに加えて、投票率も低いです。国政を例に挙げると、投票者は60代以上で半分を占めるので、若者票そのものの直接の影響力は非常に小さいというのが現状です。しかしながら、若者に応援されている姿は他の年代にとっても比較的好印象を持たれることが多いそうです。

  2. 選挙戦における政策の重要度                                                                       つづいて、選挙に当選するにあたって、公約と人柄・イメージのどちらが重要か?という質問に答えていただきました。答えは、ずばりイメージだそうです。公約・政策はほとんど票になることはありませんが、一方でそれを出すことで一定の信頼感は得られるそうです。また、公約は当選後に非常に重要になるそうです。基本的に役所の人は、選挙で勝った人の公約を実現しようと動いてくれるため、実現したい政策があれば公約に書いておくと良いという話を聞きました。

概要(渡部カンコロンゴ清花さん)

日時:2023年9月8日 10:30~11:30
場所:スマートニュースオフィス
出席者:渡部カンコロンゴ清花さん、Mielkaメンバー

手前側の右から二人目が渡部さん、それ以外がMielkaメンバー

講演者プロフィール

渡部カンコロンゴ清花さん
特定非営利活動法人 WELgee 代表理事
公式HP:https://www.welgee.jp/about/profile/watanabekankolongo.html

以下、公式HPより抜粋

静岡県浜松市出身。様々な背景を持つ子ども・若者が出入りする実家で育つ。大学時代はバングラデシュの紛争地にてNGOの駐在員・国連開発計画(UNDP)インターンとして平和構築プロジェクトに参画。国家が守らない、守れない人たちの存在を目の当たりにして帰国。 2016年に日本に逃れてきた難民の仲間たちとWELgeeを設立。グローバル・コンソーシアムINCO主催『Woman Entrepreneur of the Year Award 2018』グランプリ。Forbes 30 under 30のJapan / Asia 選出。東京大学大学院 総合文化研究科・人間の安全保障プログラム 修士課程修了。

意見交換会

意見交換会では、主に以下の2つの話題について話し合いました。

  1. WELgeeについて

  2. NPO法人としての活動について

  1. WELgeeについて                         はじめに、渡部さんから、WELgeeについての説明がありました。WELgee(https://www.welgee.jp/)とは、渡部さんが代表理事を務めるNPO法人で「難民を人材へ」をキーワードに難民と仕事をマッチングさせる事業を行っています。WELgeeの事業内容や設立経緯などについての説明があったのちWELgeeについての事業内容や課題意識についての意見交換を行いました。

  2. NPO法人としての活動について                   私たちMielkaもNPO法人として活動していますが、WELgeeと比較するとまだまだ小さな組織です。そこで渡部さんには、NPO法人として活動する財務面の難しさや広報面についてのお話を伺いました。また、「NPO法人としてやるべきことと、課題のマッピングは別である。」という印象的な言葉も頂きました。社会課題の解決には大きく以下の3段階が存在します。①アジェンダ化 ②事業化 ③制度化 です。NPOを含めた民間では、①と②に主に取り組むこととなります。そして、民間での良い事例を積み重ねていき、自治体や省庁に働きかけて③の制度化を達成するという道筋をたどります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。私たちの今後の活動にヒントになるようなことがたくさん得られたりして、メンバー全員にとって非常に有意義な時間になりました。突然の依頼にも快く対応してくださったお二方に心より感謝申し上げます。
今後さらにパワーアップしたMielkaにご期待ください!

Mielka東京研修レポート、まだまだ続きます。お楽しみに!

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