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在宅勤務で始めたこと(ラジオ/乃木坂46/誰かに話したかったこと)

在宅勤務中にラジオを聴くようになった。

最近のハイライトは、山崎怜奈の「誰かに話したかったこと」というラジオで、大好きなアジカンの「ソラニン」が流れた時だ。
(Tokyo FM 平日13:00〜)
もはや、「今、ソラニン流れたら気分良いだろうな」と聞く前に考えていたんじゃないかと思うくらい、お昼時のその時間にちょうど良い、ドンピシャな曲だった。
イントロのギターのシャーンって4回鳴らした後に始まっていくイントロ。
午後のスタートにちょうど良い加速感だった。

在宅勤務で外に出ず人と会わなくなってから、「小さな感情のゆれ」を味わう機会が減った。
同僚の、こっそり買ったゴルフシューズが嫁にばれた話とか、近所で食べた美味しいラーメン屋の話とか、対してオチが無い話を聞く機会を失った。それらの機会は、私に「小さな感情のゆれ」をもたらす手段だった。
記憶から忘れ去られがちだけど、今思うと、生活に確かに潤いをもたらす時間だったのだと思う。血が通った話を聞いて、自分も血が通うかのような感覚。

その失った機会を埋めてくれるのが、私にとってはラジオだ。
人が話して音楽が流れるだけなのだけど、耳を傾ければ、その細部に「小さな感情のゆれ」を起こす原石が宿っている。

Netfrixとかは「大きな感情のゆれ」を提供するエンタメで、数多の作品が向こうから、「俺を面白がってくれ!」と走ってくる。だから毎日視聴するのは疲れる。毎日ステーキを食べられないし、毎日ディズニーへも行けない。
ラジオは、自分から面白さを拾いに行く必要がある。
拾いに行くのは自分だから、疲れた時には動きを止めてただ聞いているだけでよい。そのユルさが心地よい。

というわけで、山崎怜奈の「誰かに話したかったこと」を聞くのが日課になった。
今日の一曲目は何だろうと考えるだけで、私は幸せな気持ちになれる。

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