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2022年 映画 オススメ

あけまして こんばんみ!
ビビる大木です


2023年兎年
始まりましたね
2000年、ミレニアムって言葉が流行ったあの頃からもう23年か

1年1年も早いけど
23年も同じだな

刻一刻と年齢を重ねて老化していってる訳だが
若くいるには脳みそがフレッシュであるべきだと持論を述べたい

お肌のケアとか食生活ももちろん大事だけど
1番は脳みそへの刺激
これが若さを保てる秘訣だと思ってる
ただ社会に出れば仕事ばかりで同じ日々
そんな中に刺激なんてなかなか訪れない
カミナリが直撃する確率くらい訪れない

であれば刺激は獲ればいい!!!
そう考えた結果、いろんな映画や作品を観よう!
これが俺の映画史の起源なんだ

話はズレたが早速2022年に観た作品の中から
オススメを3作品提示したいと思う
2022年の最初に観た映画は
『スパイダーマン ノーウェイホーム』

これはドクターストレンジとあらゆる世界線に行く話んだが、アベンジャーズ好きでずっと観てきてる人じゃないとよくわからないと思う。

そんなアメコミも好きな俺の始まりはスパイダーマンからだったんだが正直2022年は不作だった
唆る映画がなかなか出なかったんだよな
それでもオススメはある

まずオススメその①

『トップガン マーヴェリック』

主演 トム・クルーズ

これは30~50代の人には刺さる名作だよね

世界最高のパイロットたちを養成する訓練学校、通称トップガン
そこでの若き精鋭達の自身と喪失そして友情などなど  
生死を掛けてるからこその熱いドラマ

話的には昔の映画トップガンでは主人公トム・クルーズとその相棒がいるんだけど
カクカクシカジカあって相棒とは一緒にいれなくなるんだけど、今回の映画にはその相棒の息子が若き精鋭としてトップガンに入隊してくる
そしてその子達の教師になるのがトム・クルーズってな話

ちなみに前作は1986年に公開してて
今作は2022年。36年振りの続編なんだよ。
当時のトム・クルーズは20代だったけど
今作は60歳手前 そんな年齢でほぼ実写のスタント無しでやってるのはマジで凄い。
モンスター俳優なのは間違いない

そんな時の流れも作中では反映されてて
トム・クルーズのかつてのライバルとか友人達は病気や違う道を歩んでたりするんだけど
トム・クルーズだけはまだ航空戦闘機に乗っている。そしてトップガンという最高機関の教官として後継を育てて行くんだけど、よくある話でなにかの才能が特出してる人って他人に物事を教えるのが下手なんだよな、天才が故に、上手く教えられないんだ。
実践訓練でも教官と生徒との間にはとてつもないレベルの差があって、そこに必死に追いつこうとする生徒達は皆、自信があってトップガンに入ってるから余計に悔しさと自分のレベルの低さに打ちひしがれる。その反動で足を引っ張ったり、貶したり生徒達もやるせないストレスを間違った方向に発散していくんだが、失敗したら死ぬミッションを課せられそれに向かって何度も何度も訓練して強くなっていく生徒の姿と、年老いてるけど何度も生徒の為にパイロット技術を見せ体感させ覚えさせようとするトムの熱い行動に皆心打たれ、いつのまにかチームになりひとつの心で任務に向かっていくストーリーが凄まじく泥臭くも心に響く内容になってる。
最終的にミッション中も色々あるんだけどそこがかなり見所でこれは自分の目で見た方がいい。
俺はその友情や心意気に感動し胸が震えた
かなり良い作品だった
36年振りの続編でこんなに胸を熱くする作品になったのは関係者の情熱だと思う。そんな作品


オススメその②

『メタモルフォーゼの縁側』

ボーイズラブ漫画を通してつながる女子高生と老婦人の交流を描いた人間ドラマ。
毎晩こっそりBL漫画を楽しんでいる17歳の女子高生・うららと、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人・雪。
ある日、うららがアルバイトする本屋に雪がやって来る。美しい表紙にひかれてBL漫画を手に取った雪は、初めてのぞく世界に驚きつつも、男の子たちが繰り広げる恋物語に魅了される。
BL漫画の話題で意気投合したうららと雪は、雪の家の縁側で一緒に漫画を読んでは語り合うようになり、立場も年齢も超えて友情を育んでいく。

こんなあらすじ

もうね。2022年の邦画ナンバーワンは確実にこれと断言出来る。

BL(ボーイズラブ)
男性同士の恋愛

男の人はあまり理解に苦しむ人も多いと思うんだけど、これはそういう人達への差別でも何でもなく、女性はBLが好きな人が結構多いんだよね
なんか男性同士の恋愛はキラキラ輝いて純粋で淡く切ないって感情を女性は抱くらしい
俺はあまりわかんないけど、そういう恋愛は素晴らしいな!いいな!って思ってるよ。

で、この作品のいい所ってのは
主人公は2人で
17歳の女子高生
75歳の老婦人
年の差58歳
普通に過ごしてたらこんな年の差の友達はできない
そもそも会話も世代的に合わないし交わることは稀有
そんな2人が友達になれたのは
そこにBLがあったから

これを観て余計に趣味って素晴らしいと思った
共通の趣味があると年齢なんて関係なく楽しくそれでいて夢中に我を忘れて話ができる
まるで少年少女のようにその一瞬は無垢でいれる自分と相手
そこに一切の穢れはないんだ
これは現代社会の利害に蝕まれた人間関係を根底からぶち壊す 昔はみんな普通に持っていたはずの純粋を見つめ直す作品だ

少しネタバレするが
作中では女子高生は当たり前にBLが日常にあってその本の登場人物に共感してる
老婦人は初めてのBLでこんな世界があるだと衝撃を受けた75歳にして初めての刺激で探究心が湧き出てくる
ひょんなきっかけで2人は出会い交流していくんだが、女子高生からしたらおばあちゃん
戸惑いつつも自分が心で思ってたことをこのおばあちゃんも感じてるんだ
そしてこの75歳でも少女のように目をキラキラさせて浮世の妄想に心弾ませてるおばあちゃんはなんだか心が繋がってる友達のように感じさせる
そこからいろんな展開がありコミケに行こうとしたり漫画書いて出店しようとしたり、このBLの作者の先生に会いに行こうとしたりいろんな展開があるんだけど
俺が1番は胸を打たれたのは先生に会いに行った時の老婦人の先生に対する感謝の言葉
これがヤバくて かなり胸に響いた
本当に今思い出しても泣けるくらい感動した言葉だった
上下関係、年功序列、年上は敬う、もちろんそんなのは重々承知だけど、そんな固定概念吹っ飛ばしてもっと気楽に年齢関係なく交流できたらお友達になれるんだよどんな世代でも
短い人生 いろんな友達と楽しいこと共有した方が心は豊かになる!そう改めて思わせてくれた神作品だった。ありがとう

オススメその③

『スズメの戸締り』

新海誠作品

アニメからも出しとく。
基本的に新海誠作品は俺の中でハズレはない
全て考えさせてくれるし好きだよ
映像描写も凄く綺麗だから
美という視覚情報からも感動をもらってる

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが...やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。――星と、夕陽と、朝の空と。迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった――不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。

あらすじはこんなん。
まぁもうネタバレも結構出てるから言うと震災の話だな。
だから賛否も結構出てたんだけど。
新海誠監督ならそこを題材にはするだろうなと思ってたよ。
あの震災に関しては非常にセンシティブだし思い出したくない人も多くいると思う。
でも対岸の火事じゃないがあの震災の本当の辛さってのはやっぱり当事者達にしかわからない痛みだし、遠く離れた震災の影響がそこまでなかった人達はやっぱり当事者レベルまで恐怖というものは感じてはいない。
俺もそう。
前回の天気の子でもそうだけど割と自然災害がテーマだったりするから、ある意味新海誠作品はその未来を示唆しているようで怖い1面もあるんだ
天気の子では愛を取ったが故に降り止まない雨が日本を覆い陸地がなくなっていくところがあるんだが、当時の現実の日本て本当に梅雨が長くてずっと雨が降ってたんだよ。
だから異常気象による降雨の災害として本当にありえるかもなと当時思ったのを覚えている
それに似た感覚が今回の作品でも感じた
自然災害、地震がテーマにはなってて
これは東日本大震災だけではなく、日常的に日本全土どこでも地震は起こってるので、それに慣れてきた我々国民達への再認識させる意味もあるなと感じた。
特に地震緊急アラートのあの恐怖のメロディとかね。あれはかなりアレルギー感じてる国民は多いと思う。ちょうどそろそろそれも忘れてきたくらいの時期にこの作品を出してるあたり、なんか日本の未来の事も新海誠は考えてるよなって思ってしまうね。
内容は怖いところもあるが
感動するとこも多く、人間の温かさや親切心、親心、誰かを助けたい気持ち、誰かを守りたい気持ち、そういう自分ではなく人に対する気持ちの描写が多くて、人間たるもの人間である意味というものを俺は個人的に考えさせられた
心に来たのは何個かあるんだけど
終盤のその震災の場所に行った時に回想シーンのように出てくる
『行ってらっしゃい』
『行ってきます』
『ただいま』
『おかえり』
が日常的な家庭の会話だったのに
下二つが言えないまま今も悲しみに暮れてる人達が沢山いるってのを暗に理解した時
俺は胸が苦しくなり自分の想像の甘さに申し訳ない気持ちになった
最初に書いたが結局俺は対岸の火事で
真に彼らの事を理解はできてなかった
けど、この作品によって少し
前よりほんの少しだけど震災の被害者達の気持ちに近付き理解できた気がしたんだ
そこからは涙は止まらなかったな
これをポジティブな言葉に変換することはできないけど、同じ日本国民として他の土地の日本国民の痛みを少しは理解できたような気がしてもっと勉強して人の気持ちがわかる人間にならないといけないなと思いました。
観る人によって気持ちはどっちにも転がる可能性のある作品なんだけど
俺はこの気付きに出会わせてくれた個人的な感謝もあって、良作品でオススメの一つ取り上げた。


以上、2022年に観たオススメ3作品でした。

ここまで読んでくれた人、ありがとう

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