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姫島と国東半島周遊メモ

珍しく世間並みに祝日がお休みとなったので、大分県の姫島と国東半島を旅行してきました。
昔から島をめぐるのが好きで、私の住む関西から行きやすい瀬戸内海東側の島はいろいろ訪問したのですが、姫島は初めてです。

伊美港からフェリーで訪問した姫島の第一印象は、「思ったよりずっと栄えている」です。
瀬戸内海の島だと過疎化により地域コミュニティが崩壊しつつあるところが多いのですが、若者や子供もちらほら見かけるし、ちゃんとした町のように感じました。
あと、観光客が思ったより多く、レンタサイクルを走らせている人をたくさん見かけました。

姫島の観光地図を見ると「姫島七不思議」なるものが出てくるのですが、正直いって遠くから見に行く価値があるかは疑問です。
島の最高峰である矢筈岳からの景色や、姫島灯台なんかも見どころのようですが、インパクト薄い…。
たぶん、姫島は島内で養殖しているエビをはじめとした、美味しいものを食べに行くところのような気がしました。
あとは、アサギマダラという蝶が飛来するそうで、これを目当てに来る人も多いそうです。

曇りの姫島灯台

翌日はレンタカーで国東半島の寺巡り。
文殊仙寺、岩戸寺、両子寺、天念寺、富貴寺…。
さすがに詰め込み過ぎました。
藁ぶき屋根のお堂をいくつか見かけたのですが、国東半島ではそういう伝統でもあるのでしょうか。
天念寺周辺にある川中不動と呼ばれる摩崖仏は、室町時代の作品とのことですがきれいに残っていて迫力がありました。
また、有名な耶馬渓というのは、どこかひとつの場所ではなく国東半島の山岳地帯のなかで景色の良いところ全体を指すというのは予習していたのですが、それでも土地勘がなくあまり周れませんでした。

川中不動。しずかなところです。

最終日は、いろいろと滝をめぐりました。
グーグルマップで見つけたよさそうな滝をいろいろ周ったのですが、高さ65mといわれる福貴野の滝はとくに迫力がありました。
滝つぼ近くの駐車場までは離合が困難で、運転に自信がない私は2kmほど手前の県道から歩いたのですが、帰りは地元の方が親切なことに車に乗せてくれました。
いろいろお話したのですが、地元の方の訛りが激しく何を言っているのかよくわからなかったのが残念…。
もうひとつ、東椎屋の滝というのは、駐車場もしっかり整備されていたのですが、そこから滝に通じる道が結構厳しいです。
ご高齢の夫婦が木の杖を突きながら滝に向かっていたのですが、滑落思想でとても怖かったです。

福貴野の滝。アクセスが悪いせいか私以外誰も見かけません。
こちらは余(あまり)の滝。アクセスの悪さではこちらも負けていません。

最終日は時間が余ったので杵築の町を少しだけ散策したのですが、数時間では全然時間が足りませんでした。
もうちょっと余裕をもってまた再訪したいです。

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