mietzsche_k

昭和後期生まれ男性。 読書、旅行、トレッキング、インターネット、漫画、アニメなど。 特…

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昭和後期生まれ男性。 読書、旅行、トレッキング、インターネット、漫画、アニメなど。 特に意味のない文章が、月に3~4回、週末に投稿されます。 もう一つ読書ブログもやってたりします。 http://mietzsche.blog.fc2.com/

最近の記事

最近、キャリーバッグを多く見かける理由についての考察

今回の文章は、いつも以上に私の私見が多く入っています。いろいろ間違ったこと書いてしまうかもしれませんが、どうかご容赦ください。 コロナ禍がひと段落したおかげで、キャリーバッグをごろごろした外国人の観光客らしき方々を見かけるようになりました。 現在一般的に使われている、4輪でかつ全てのキャスターが360度回転するようなキャリーバッグを見かけるようになったのは、せいぜい20年くらい前からのように思います。それ以前は、キャリーバッグと言えばR.O.Dというラノベ原作アニメに出てく

    • 人間ドックの話をします。わんわん。

      私は毎年人間ドックを受診しているのですが、会社で同年代の方と話をすると 「受けてみたいがどう手続きしたらいいのかわからない」 「どんな感じなのかわからず不安」 という方がけっこう多いです。実際に受診すると大したことがないのですが、ネット上には人間ドックを実際に受けたときの具体的な話は意外と見つからないので、私がいつも受けている病院での手続きや受診の流れを書いてみます。 人間ドック申し込みから結果受領までの流れ人間ドック窓口に電話して予約する 私立病院だとネット予約できるとこ

      • 悪天候の伊豆大島へ

        伊豆大島で三原山が噴火したために、全島避難となったニュースを見たのは私が小学生のころです。 火山が噴火するということを知識としては知っていたのですが、地面から火柱が噴出して、岩が降り注ぐというのを動画で見たことは強烈に記憶に残っています。伊豆大島はこのような噴火を何度も繰り返しており、堆積物が降り注いだ場所が砂漠のようになっているとのことで、どんなものか見に行ってみることにしました。 初日はレンタカーで伊豆大島一周初日は伊豆大島についたのが10時過ぎだったので、三原山登山

        • 徒歩とバスによる大阪市営渡船8か所巡り

          かつて「水の都」と呼ばれた大阪にはたくさんの運河が作られ、橋がない場所では渡船が利用されてきました。今ではその多くは架橋されたり、運河が埋め立てられたりして姿を消しましたが、依然として8か所の渡船が大阪市によって運営されています。運賃は無料で、徒歩または自転車にて利用が可能です。 ネット上には、自転車で大阪市の渡船巡りをしてみたというような記事がいくつかみつかります。しかし、私は自転車よりも徒歩のほうが好きなので、 徒歩と公共交通機関だけを使う 1日で8か所の渡船全部に

        最近、キャリーバッグを多く見かける理由についての考察

          漫画の題材いろいろ(例えば「おじと姪」など)

          先月の「マンダンラジオ」のテーマは「まだヒット作が出ていない題材を発掘しよう!!」でした。 この「マンダンラジオ」というのは、安藤正基とちるとというプロの漫画家お二人が毎月一回配信しているライブ番組です。とても面白くていろいろ言いたいことはあるのですが、マンダンラジオについて書き始めると長いので別の機会にします。 それはそうとして、上記の配信の28分くらいで「VTuber」という題材が話題になっています。VTuberを題材とした漫画には、既に存在するVTuberの二次創作

          漫画の題材いろいろ(例えば「おじと姪」など)

          ことばの意味の反転についていろいろ

          高校生のころに、英語の「rent」という単語が「貸す」「借りる」両方の意味でつかわれることを知って、なんという欠陥言語だろうと衝撃を受けたことを覚えています。 I will rent a room to my cousin. (私はいとこに部屋を貸すつもりだ) I will rent a room from my cousin. (私はいとこから部屋を借りるつもりだ) 「貸す」を意味する際には「rent out」を使うことで意味を明確にすることのほうが多いようですが。

          ことばの意味の反転についていろいろ

          私が20代のころに好きだった漫画たち

          Xで少し前に見たポストを張り付けてみます。 これ、想像がつかなさすぎてめまいがしました。こういう相手がいる方がうらやましくないわけではないです。むしろ死ぬほどうらやましい。しかし、古書店は店ごとに品揃えが異なっていることから、一緒に古書店巡りをするにはある程度、本の嗜好が一致している必要があるのです。私は、人生で誰かと本の趣味が一致したことは、基本的にないのです。 このポストを見て思い出したのが、こちらの記事です。 私はこの映画を見たことがないのですが、ネット上で「サブ

          私が20代のころに好きだった漫画たち

          車を持たずに大崎上島を訪れる人向けのメモ

          2月に訪れた大崎上島にはもっと前から行ってみたいと思っていたのですが、徒歩旅行者の私には計画立案の難度が高く、今まで先延ばしにしてきました。せっかくなので今回旅行するにあたって色々調べたり、実際に行って分かったことをメモにしておきます(どのくらい需要があるかはわかりませんが)。 なお、身もふたもないことをいうと「フェリーで島に車を持ち込む」ことができる人は、これが最良の手段だと思います。その場合は特に悩む必要もないでしょう。 また、基本的な情報は大崎上島の観光協会ホームページ

          車を持たずに大崎上島を訪れる人向けのメモ

          大崎上島と大久野島とちょっと竹原

          タイトル画像は、大崎上島の神峰山でみつけたもの。こういう看板はだれが設置するのだろうか…。 1日目:大崎上島で多島海を見る広島県の南岸沖合に延びる芸予諸島は、戦後本州との架橋が整備されたことにより多くが陸続きになりました。主な島が本州と架橋された年を並べると 倉橋島…1961年 向島…1968年 江田島…1973年 因島…1983年 生口島…1991年 大三島、伯方島、大島…1999年 上蒲刈島、下蒲刈島…2000年 豊島、大崎下島、岡村島…2008年 と

          大崎上島と大久野島とちょっと竹原

          安井仲治の写真展と、CGによる立体表現について

          昭和初期の写真家、安井仲治の写真展に行ってきました。 安井仲治は昭和初期から戦中くらいまでに活動したため、白黒写真の作品しか残っていません。これは単純に、技術的な制約によるものです。一方で人の目はカラーでものを知覚する構造なので、白黒で撮影された写真は色の情報量が欠落しているにもかかわらず、むしろ今まで気づかなかった世界の側面を知る手がかりとなったのだと思います。 安井仲治に関して言えば、風景写真、人物写真、そして合成やコラージュを駆使した前衛写真などその興味範囲はとても

          安井仲治の写真展と、CGによる立体表現について

          note記事書くのに時間がかかりすぎな件

          文章を書くときには、だいたい頭の中で内容が決まってから書き始めるやり方と、書きながら内容を考えていくやり方があるように思います。もちろん、この二つの両極端にはっきり分かれるわけではなく、その間には「8割がたは内容決めておきつつ残り2割は書きながら考える」とか、「書き出しだけは決めておいて後は成り行き次第」というように、両方のやり方を取り混ぜつつ文章書く場合がほとんどだと思いますが。 漫画家かつミュージシャンのノッツという方の文章を引用してみます。 私にとっては、ここに書い

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          古文漢文不要論について思うこと

          定期的に発生する「古文漢文不要論」ですが、今年も共通試験の時期にちょっと盛り上がったようです。 この手の話題は、「社会にとっての必要性」「個人にとっての必要性」の二面を分けなければ混乱しそうに思っています。 「社会にとっての必要性」という意味においては、古文漢文の学校教育をやめてしまうと古文漢文が必要な学問の専門家が育たないという点があります。これはどの学問、というかどの専門分野でも同様で、裾野の広さとトップ層の実力はほぼ相関関係にあると思っています。 日本から大谷翔平や

          古文漢文不要論について思うこと

          長島愛生園の見学と、ついでにちょっと旅行

          「小島の春」という本を読みました。 国立らい療養所長島愛生園(現国立療養所長島愛生園)の女医である小川正子が、高知や中国地方、瀬戸内海の島々の集落に住むハンセン病患者に対して、療養所で治療するように説得してまわった記録です。 私のハンセン病についての知識は、聖書でイエスがハンセン病患者に対して「よろしい、清くなれ」と言って治癒する場面に限られます。たまたま「小島の春」を読んでハンセン病について興味を持ったのですが、ちょうど長嶋愛生園では見学ツアーを企画していることを知って応

          長島愛生園の見学と、ついでにちょっと旅行

          「メンクリ」が意味するもの

          昔スマートフォンが世に出始めたときに、「2ちゃんねる」開設者のひろゆきは「1カ月後には使ってる人はほとんどいないと思いますよ。」と言いました。 私も完全に同感でした。 まず、「タッチパネル」と言われたときに、私は当時の銀行ATMで使われたいたような「抵抗膜方式」と呼ばれるタッチパネル(タッチした際の圧力を検知して操作するもの)を想像していたというのが一因です。これは、タッチした際の圧力を検知して反応するものなので、タッチ時に少し力が必要なうえに反応があまりよくありません。

          「メンクリ」が意味するもの

          今年の三冊(よそから転載)

          わたしはもう10年以上、ある小規模な読書会に参加しています。 最近は参加者が減ってしまったのですが、私が昔試しに参加した他のいくつかの読書会と違って、異常に向上心にあふれているわけでもなく、だからといって読書そのものに興味がないわけでもなく、ちょうどよい空気感が気に入っています。 その読書会の参加者の方の一人が、毎年「今年の三冊」という企画を取りまとめてくださっています。これは、会員それぞれがその年に読んだ本の中から面白かった3冊と、来年読みたい本を3冊選ぶというものです。

          今年の三冊(よそから転載)

          web面談とテレビ電話、そして未来予想について

          新型コロナ禍が社会に与えた影響の一つとして、web面談の急速な普及が挙げられるでしょう。以前からテレビ会議システムは存在しましたが、今のように広く普及したものではありませんでした。 突然ですが、今のようにweb面談が一般的になる前に書かれたイギリスの小説を引用してみます。画面越しに会話している母親に対して、直接会いに来てほしいと頼む息子の言葉です。みなさんは、これがいつ頃書かれたものかわかりますでしょうか? 英語原文も載せておきます。 これは、E. M. フォースターに

          web面談とテレビ電話、そして未来予想について