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【ネタバレ含む】世界一キライなあなたに〜愛する人を幸せにする、とは?〜

小さい頃から大の映画好きです。

幼少期に21時からテレビで流れるロードショーを全て網羅してきたので今まで見てきた作品数は3桁に届く勢いかと思います。
今回はその中でも最近見返して、気付きの多かった作品について書ければと思います。
〜ネタバレを含みます。ご注意ください。〜


◆「愛する人を幸せにする」という定義について

※すでに作品を観ている、という前提で話しています。
鑑賞中も、心にぐさぐさと止めどなく涙が止まらなくなる今作。
最初に観た時は「彼は自分勝手過ぎる!」とヒロインのルーに感情移入し過ぎて、何故こんなに愛し合っているウィルが世を立つ決断を改めないのか、共に生きるという選択をしないのか、が疑問と悲しみばかりでした。

ただ最近見直してみると、ウィルとしても「可能性のある」ルーの人生を愛し最大限に想っているからこそ、資産を残し、自分という存在がルーの人生にとって”お荷物”にならないよう、決別の道を選ばざるを得なかったのだと、それはそれで悲しすぎる運命。

生まれた時から車椅子で生活していたウィルなら、まだもしかしたら違う選択をしたかもしれない。それくらい、ウィルにとっては自由にバイクに乗ったり、海に飛び込んだりしていた自分の20数年間が可能性ゼロで叶うことはない、という事実に立ち向かえなかった。
ルーは愛しているから、優しすぎるから、ルー自身の為ではなく、ウィルの為に動くのが目に見えて推測できてしまう。
存在を消すには、自分の命を断つ、という選択がベストだと結論づけたのでしょう。

言葉にしながら、そんな悲しい運命の悪戯があってなるものか、と涙を浮かべてしまうのですが、自分だったらどうするだろうか。
きっと私も愛する人の為なら身を投じると思います。
可能性ゼロの自分と無限の可能性のあるパートナー、相手に良くなって欲しいですもの。

◆まとめ:愛する人を幸せにする、とは?

この一言に対する解釈こそ十人十色。
そして場面でも違うとは思いますが、本作のようなことが自分の身に起こったら?
愛する存在が突然、不慮の事故に遭う可能性はゼロではありません。
逆もしかり。
今でいうと生死レベルではないとしても、社会的に経済的に苦しい場面に立たされ始めた人もいるはずです。
だからこそ、日々「愛せる」という喜びと有り難さ。
そしてどんな事が起きてもその愛する存在を想って、その想いを行動に移せるのかどうか?

ストーリー上、バッドエンドになるのでしょうがないですが、Ifの話で、ウィルの立場が、富も名声も自由も手に入れたアイアンマンの「トニー・スターク」だったら?恐らく何かしらのメカを発明して自分の体が動かなくても、愛するペッパーを守れるように、愛せるように動いたのではないか?と思います。
もし現実問題であるなら、私はトニーのようでありたい。
大切な存在に悲しい想いをさせたくない。ましてや自分起点で。

大切なものを大切にできる力をつけるのは、自分ができる範囲内のことだと思うので、行動に移して、いざという時の大切な人のHEROになります。


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