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TTArtisanの露出計

今年最後のカメラ関連のお買い物として、eBayでTTArtisanの露出計を買ってみました。
かなりのお手頃価格でしたので、最悪パチもんかとも思いましたが、届いてみたらちゃんとした品だったようで安心しました。

どんな露出計?

梱包状態はこんな感じ

形式としては反射光式露出計になります。
スポット測光とかそういった細かい調整出来ませんが、
「コールドシューまたはホットシューに取り付けて、カメラを向けた方向からやってくる光がどれくらいの強さなのか」
を測定、設定したISO感度と、ダイヤルで設定するF値、シャッタースピードをもとに、適正露出orオーバーorアンダーを判定する、といったシンプルな露出計です。

大きさは大体4cm四方で厚みは1.5cmくらい。
電源にはボタン型電池のCR2032を一つ使います。

露出の調整

基本的な使い方は
・ISO感度を設定
・露出計をカメラに取り付けて、露出系本体のボタンを押して測光
・シャッタースピードとF値のダイヤルを操作して、本体のLEDで緑ランプが点灯する設定を探す
といった具合です。

この状態だと「ちょっとだけアンダー」という具合です

一応マニュアル(英語と中国語のみ)が付属していましたが、ある程度カメラや露出計の操作の経験があれば、全く読まなくても使えると思います。

測定した露出設定での試写

今回購入したものは結構なお手頃価格で、
「ほんとはコレ、『体温計なのに常に36.2度しか出さない系のアレ』なんと違うか」
と危ぶんでいました。

実際にモノも届きましたので、室内でデジカメと組み合わせて、緑ランプが点灯した露出設定で何枚か撮影してみました。

机の上に置いた湯呑 蛍光灯だけの室内で撮影(ISO200 F4 SS1/4)

結果、特に問題なく使えるようです。
極端に明るい場所、極端に暗い場所でのテストはまだやっていませんので、夜景なんかでも使えるかは今後試してみようと思います。

気になったところとか

非常に使いやすくてシンプルなこの露出計ですが、気になったところが3点ありました。
・ISO感度調整のダイヤルの動きが、もう少し重かったら良かった
・コールドシューへの取り付けが甘い
・電池が入れにくい

というポイントです。

いずれも致命的というわけではないんですが、コールドシューへの取り付け時、結構簡単にズレたり外れそうになりますので、取り付け部の底の辺にマスキングテープを貼って厚みをほんの少し調整しています。

どんなカメラで使おうか

今のところ、露出計が着いていないカメラとして
・Mamiya m645(ウェストレベルファインダー使用時)
・Mamiya Cシリーズ(同上)
・Mamiya RB67(同上)
・Olympus PEN F
・Leotax F
・ゾルキー
・Fujica GW690
・蛇腹のカメラ(大判含む)
…といった機種があります。

試しにGW690とPEN Fに取り付けて見ました。

GW690に取り付けたら、何の違和感もなくかなりいい感じです
PEN Fに取り付けると、少し前方に出っ張ります

PEN Fはコールドシューが有りませんでしたので、以前買っていたPEN F本体にコールドシューをつけるためのアダプタをかましてあります。

コールドシューアダプタ経由での取り付け

どちらのカメラも、来年も出番が多くなるであろう子たちなので、撮影の際の露出の心配を減らせるこの露出計、活躍してくれそうです。

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