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寒さに負けない11月4週目のワードローブ/40代旅好きフリーランスの日常着

寒さと戦う時期がやってきた

朝晩の気温がマイナスになる時期になった信州。特別寒い日、というわけではない。この気温が当たり前。灯油の残りを気にしたり、タイヤ交換の予約をしたり。寒さ対策は色々面倒だ。だけど、やらなきゃ生きていけぬ。
いかにストレスを感じることなく、快適に日々過ごせるか。寒さになれた信州人の、腕のみせどころである。って、わたしはまだまだ新参者。

移住8年目。冬の洋服に関しては散々悩んだ。だけど今年は何かが違う(⁉️)。これまでの集大成というか…せっせと地味な研究を重ねた成果を、ようやく発揮できそうな気がするのだ。

11月第2週のワードローブ

1週間コーデのマイルール

ベーシックカラーで統一した冬ワードローブ

①グレージュ 厚手ニット
②黒タートル(ヒートテック)
③グレージュポリエステルシャツ
④グレージュタックワイドパンツ
⑤グレーテーパードパンツ
⑥紺ジップアップニットベスト
⑦グレーストライプシャツワンピース
⑧黒フード付きウールジャケット

ベーシックカラーでまとめた、あったかラインナップ。冬は夏以上に、「色」に気を使う。重ねたいのに色が邪魔して重ねられない、という現象はもったいないから。実は、ベーシックカラーで服を揃えることに、長年抵抗があった。それはなぜか。

「色選び」が着ずらさを生んでいた

私はパーソナルカラーがウィンター。混じり気のない赤やショッキングピンク、ロイヤルブルーやレモン色。子どもの頃からそういう色が似合うと度々言われたし、自覚もあった。逆に、グレーやベージュなどの主張しない色には苦手意識があった。
「せっかく得意なのだから」と、クローゼットに毒々しいくらい色が並んでいる時期があった。眺めていると、ワクワクしたし満足感があった。だけど。なぜか、いざ着てみようとすると合わせづらい。補色としていつも使う黒いストレートパンツや、紺のカーディガンは、使用頻度が高く消耗が激しかった。傷みが気になるそれらを、『一軍』として扱えない。とっておきの場に着ていけない。しかし、主張カラーだけでは着こなしは成立しない。

「好きなものを選んでいるはずなのに、なぜ『服がない』のか」

服好きが一度は感じると言われるこの悩み。わたしも例に漏れずしっかり感じていました。しかも、10代後半から今に至るまで。
その理由は一つがこの「色選び」だったと思う。
ベーシックカラーばかり買うのは、楽しくない、もったいない、という感覚もあった。なんとなく、「つまらない自分になってしまうという恐れ」があった。結局わたしは「つまらなくない自分」をいつも求めていた。洋服に限らず、刺激的で、斬新で、人から一目置かれたい、という欲求があった。
それらは、今だってしっかりある。あるけど、選ぶ洋服の傾向は確実に変わった。ベーシックカラー=つまらない色 ではないことが段々わかってきたからだ。

グレーの底力

今期大流行りのグレーコーデ。私ものっかってみた。
いつもなら得意な黒を選ぶところを、暗めのグレーに変えてみる。それだけで少し優しい印象になると知った。明るいグレーは、白よりも気楽に着られて、でも冬のコーデに明るさも加えてくれる。

ただ、グレーだけだとどうしてもぼんやりして見える気がする。黒か白でパンチを加える。首元や、ウエスト部分に少しのぞかせるだけで落ち着く。あるいは白いスニーカーか、黒い革靴。大きめの白いパールピアス。

ベーシックカラーコーデがつまらなくなるのは、全部を無難にまとめようとするからだ。服は「色」だけではない。「素材」「シルエット」「組み合わせ」でどれだけでも個性的になれるし、新鮮な気分を味わうことができる。

何か革命的な出来事があったわけではない。
ただただ、洋服が好き。装うのが楽しい。

さて、今週も手持ちの洋服と仲良く過ごしてまいります。

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