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絵本から繋がる御伽草子『酒呑童子』

学校で『すきな○○』 を考えるというお題がでたそうで、
娘さーさんは「『すきなこと』にして、『読書』を選んだよ」と 話してくれました。

家でも、感想を言い合ったり、おススメしあったり、そんな時間が 今とても楽しい。

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節分関係の絵本は約10冊程、それ以上?蔵書していますが、
今年11歳になった娘が節分を意識して選んだ夜絵本は
『#やさいのおにたいじ

このお話は御伽草子の『酒呑童子』 (しゅてんどうじ)を 元に6人のヒーローたちも鬼も、すべてが野菜というお話です。もちろんそんな難しい歴史背景などは知らず、この絵本が大好きな娘です。野菜達は、京野菜で京言葉を話すのですが、 そのはんなりとした京言葉がさらに好きなようです。

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 昔からごっこ遊びも着物を着るのが大好きで、 今も仲良しの友達と筆ペンで○○殿と、手紙を書いてやりとりしているんです。
しかも友達は海外にお父さんのお仕事で引っ越し中なんですが
その文通も筆ペンで蛇腹に折った紙に縦書きでしたためた手紙という。笑

そんなこともあり、平安時代の雰囲気が好きな娘。
放映中の大河ドラマ『光る君へ』とリンクして、特に娘せーさんは筆ペンで文字を書く練習や、漢字を発明する遊び、着物を着て遊ぶことが再熱しています。

そんなわが家ですが 、絵本を読んだ翌日届いたこども新聞の特集の一つが なんと『酒呑童子』でした。


大の酒好きなことから、家来の鬼たちに 「酒吞童子」と呼ばれた鬼の大将。
紫式部や清少納言がいた一条天皇の時代に、大江山(京都府福知山市)に住みつき、たびたび京の都を荒らしたという伝説

読売KODOMO新聞

酒呑童子の伝説のお話を読むと、 平安時代にあったということがまた大河と繋がり、 またやさいのおにたいじの話にもなって、どんどん深掘り。
まさか時を経て、こんな話ができるなんて!

タイムリーすぎてびっくりですが、節分ということもあったので必然だったのかもしれません。

でもでも、この絵本を昔々に買っていて、好きだったこと。
それをたまたま手に取ってまた読んだこと、そしてたまたまこども新聞を購読していることが繋がることを考えると、、、こんな巡り合わせがあるんだなぁと不思議な気持ちになりました。

大好きだった絵本から、世界が大きく広がることってこれが一度や二度ではなくて、
いつもそうやって世界が広がっている、そんな気がします。

ー2024年2月1日の朝のことー



『やさいのおにたいじ』
#つるたようこ
2016#福音館書店

◆『あのね』に記載されていました!
試し読みの朗読はこちら
この動画を娘と一緒に観ました。娘は京言葉のイントネーションに驚いていました♪

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11歳双子の女の子
小さな頃から、夜寝る前に絵本を一緒に読み続けています。絵本を読んで、子守唄をうたう。
いつまで続けられるかわかりませんが、もう少し…続きそうです