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親子で『ブラック・ジャック展』に行ってきた。

小学一年生の我が子は、絶賛手塚漫画ブーム中である。
特に『ブラックジャック』へのハマり具合は熱烈で、毎日のように持っている巻を読み返している。

そんな折、六本木ヒルズで『ブラックジャック展』をやるという話を聞いた。こんなにタイムリーなことはない。
10月には運動会の代休の月曜日がある。私も仕事の休みを取ってある。
それならもう行くしかないだろうと、思い切って日帰り小旅行を決めたのであった。

運動会前に伝えてしまうと気が散るだろうと思い、敢えて当人に話すのは予定がすべて終わった前日の夕方にした。

「ね、明日、ママとちょっと日帰り東京旅行しない?」
「どこにいくの?」
「ここ」
と、ブラックジャック展の公式ホームページを見せたところ、もう大興奮である。
「ブラックジャック先生のおうちがあるの?」「何が見れるの?」「これはどこでやってるの?」矢継ぎ早に質問を浴びせてくるわくわくでいっぱいの我が子を前に、既に計画してよかったと思うのであった。

翌朝。
きちんと早起きをしておめかしした我が子と共に、新幹線に乗り込む。もちろん『ブラックジャック』を読みながらの旅はあっという間だ。

会場に着くと、もう我が子のテンションは爆上がり。
展示に使われているコマを「これ知ってる!」「これも知ってる!」と指さして大喜びだ。

ソファに座って記念写真が撮れる
手術台に寝転ぶこともできる。我が子もやった。
リボンを4つ頭につけてほんのりピノコ風スタイルの我が子


そしてその奥の「原画展」が本番である。(撮影不可エリアなので記録はない)
圧巻の量であった。
大量の原画がテーマごとに配置されていて、ブラックジャックという物語を様々な方向から考えられるようになっている。
そして手塚先生の生々しい筆致が、修正の後が、鉛筆書きの文字が、じっくり見られるようになっているのは素晴らしかった。

多くの大人がじっくりゆっくりと立ち止まりながら見て回る中、我が子の集中力も負けず劣らず凄いものだった。
一つ一つを食い入るように見つめ、解説を読み、また原稿を見る。
流石に後半は疲れてしまったようだったが、2時間弱は見ていただろう。
本当にこの子はブラックジャックという作品が好きなんだな、というのが伝わってきた。連れてきた甲斐があるというものである。


という訳で、一生懸命に展示を見た後は、腹ごしらえである。
コラボメニューの、ピノコのピンクアフタヌーンティー。

6段の豪勢なスイーツ&軽食
アッチョンブリケ

もちろんお高かったが、どうせ行くなら食べようと思って予約しておいたのだった。
とにかく何もかもが可愛い。そしてお洒落で美味しかった。
我が子も初めてのアフタヌーンティーに大喜びで食べてくれ、素敵な思い出の一つになった。店員さんもスマートでとても丁寧でよかったです。


そんなこんなで、あっという間の日帰り旅行だったが、我が子の大好きな『ブラックジャック』の世界にどっぷりハマる、楽しい一日となった。

素晴らしい展示をありがとうございました。


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