なれのはて、読了しました！

うん、めちゃくちゃ面白かったです。
私自身秋田出身なので、秋田での場面なんかは、めちゃくちゃ場所が想像できて、「あ〜吾妻はあそこでお土産買ったのかな〜」とか、「長谷川と行った居酒屋はあの辺かなぁ？」とか、イメージを膨らませながら読めたのが面白かったです。（でもこまちに乗ってる４時間が一瞬で過ぎてて、嘘だ〜って思っちゃった笑。４時間は、長い！）
秋田に長く住んでいたにも関わらず、土崎空襲については何も知らず。。
見慣れた風景に、そういう過去があったとは。
もっと知りたいな、と純粋に思いました。

報道についての話も、とても面白かった。
おかしい！だから明らかに！！と、そんなに単純な世界ではないんだ。
小笠原さんが、最高過ぎて…愛に溢れながらも、不正は許さない、何にもなびかない、そういう強さが、今の現代に、いてほしい存在だなぁと思いました。

いろんなことが操作されたり揉み消されたり、、
やり過ぎた取材で人生をぐちゃぐちゃにされたり、、
上司の食わず嫌いで思うように仕事が進まなかったり、、
いろいろな方面への思いを、ふつふつと溢れさせる作品でした。
んーなんといったらいいかわからないけど、
これぜひ読んでほしい。
本当に面白かった。
読むべき一冊。

あぁ〜一枚のあの絵から、こんなにも物語が広がるなんて
思いもしなかった。
すごい小説だった…！！！（語彙力