罪を憎んで人を憎まず

今住んでいる家の退去告知が突然なされた。2か月半後。最初はバタバタと次の家を見ていたけれど、法律を調べてみると退去告知は遅くても6か月前までに行わないといけないらしい。さらに契約はこちらが不利になるように書かれている。代理人を悪だ、と思った。

突然の告知や、その後の対応の甘さ、さらにこれまでのあれこれが募って管理人への不信感を爆発させていたのだけれど、昨日ふと、「これが彼の仕事の仕方なのかもしれない」と考えた。

仕事では、自社にとって利益が得られるよう動く必要がある。サービスの価格設定、クライアントへの対応、すべては"自社にとって"プラスであることが必要だ。

管理人の場合もそうだったのだろう。借り手に対して多少強引なやり方をすることで、自社の利益が得られると考えた。「この人たちなら大丈夫」という安心感のもと、突然の退去告知をしてきた。卑怯だとは思うけれど、自分の利益を守るための対処法が、突然の退去告知だったのだろう。

「相手は仕事でやっているんだから、自分に都合のいいように動くよな」と考えると、あれこれ妄想してはイライラしていた気持ちが少し収まった。仕事の仕方が違うだけ、相手の性格云々ではなく、ビジネス上の対応だ。もちろん行為自体については認める気はないけれど、それは"管理人"そのものを認めないこととイコールではない。

罪を憎んで人を憎まず。私に対してひどい気持ちをもっているんじゃなくて、代理人の仕事のやり方が、そもそも私に合わないだけなんだ。そんな気持ちを持っていると、カッカしてた頭が冷却されて、相手の状況を考えるようになった。これで少しは冷静になって話せるような気がする。

もう少し状況が動いたらnoteにまとめておこうと思う。同じような境遇で困っている人がいそうな気がする。

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