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幸せのサイクル

みんなで協力した結果、誰かに喜んでもらえる。こんなに幸せなことはない。それが11/16-17で行った会社の合宿で一番実感したことだった。

「チームビルディング」を目的とした今回の合宿では、5~6人のチームに分かれて夜ご飯を作るイベントがあった。チームの代表は6人。それぞれタイ、アメリカ、バングラデシュ、ドイツ、台湾、日本人と代表者の国籍がバラバラなので、その国のご飯をチームで料理するルールだ。私はタイチームで、料理長のタイ人、台湾人、日本人3人の計5人で、タイの料理を3品作った。

合宿前に各々役割を決め、料理長が日本語でレシピを用意し、当日は料理長の指示のもと、火起こし、食材カット、実際の調理などを行う。3品とも初めて食べる料理だった。

ただの野菜炒めのように見えたものも、ナンプラーをかけると一気にタイフードの雰囲気が出てくる。ホットケーキミックスとウィンナー、チリソースを使った「カノムトーキョー」は、なぜか名前に「トーキョー」と入っているにも関わらず、日本では想像もつかないようなレシピ。単品の食材がそれぞれ混ざり、焼いたりいためたりしておいしそうな香りが鼻をくすぐると、自分たちが作ったご飯が一番おいしい! と胸をはりたくなるほどチームのテンションも上がっていった。

食事タイムになり、みんなのご飯を食べに行く。日本にはないハッシュドポテト(バングラデシュ)に感動したり、台湾のチキンスープに心まで癒されたり、どれも全部きれいに食べ尽くしたくなるものばかり。作った人が身近にいて、直接「おいしいね」と伝えられて、それを喜んでくれる姿を見ても嬉しくなった。

みんなを巻き込んで楽しくやる。それが誰かに喜んでもらえる。喜ぶ姿を見て、自分たちも嬉しくなる。そんなサイクルが、一番幸せじゃないかなぁと思う。

仕事にすると、「楽しくやる」は少し意味が広がる。チームで意見が違い、何度も議論を交わしたり、時には厳しく伝えなくてはいけない部分も出てくる。けれどもそれを含めて、総合的に「楽しい」と言える仕事が、誰かに喜んでもらえれば、それほどやりがいを感じることはない。

本当は順位をつけるはずだったクッキングイベントも、「どれもおいしくて決められない」という平和な意見で一致して、2000円分の特製ランチクーポンがみんなに渡されて終わった。これは今回のメンバーで、タイ料理ランチを食べに行くことになっている。

喜んでもらえること、それをチームで喜べること。日常生活でも幸せなサイクルを回していきたい。幸せな合宿でした。

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