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金曜日に感じる安全基地

帰り道のカレー屋さんがワクワクするようになった。家に帰って、晩酌している同居人がいるとホッとする。

そんな居心地のいい「安全基地」を作ることが、まずは最優先だという話をもらった。

「自分はこういう役回りの方がいいのかな」と、周りを見てポジションを考えたり、無理やり人の輪に入っていったりと、無意識のうちに周りを最優先に考えてきた。けれど"常に周り優先"を掲げていると、自分の安心できる場所がなくなってしまうよね、と言われてようやく気が付いた。安心できる場所が無いと、いつもどこか心細い。そして些細なことで落ち込んでしまうのだ。

安全基地を作るためにはやっぱり人。「自分は何もしていなくても価値がある」と認めてくれる人を見つけ、信頼のベースを築いていく。疲れた時、ボロボロになった時、その安全基地に帰ることによって、自分を取り戻していけるのだという。そして、また社会の荒波に出発できる。

今、安全基地を一生懸命広げている。カレー屋も、近くのバーも串カツ田中も、そこへ一緒に行く友達にも、少しずつ感情を出しながら、認めてくれる環境を作っている。安全基地が出来上がれば、もうちょっと無理もできるかもしれない。

ワインを飲む同居人の隣でゆっくり白湯を飲みながら、そんなことを考えた。


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