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「せんせい、あのね」から気づく文章の基本

日記が1年以上続いた頃を考えると、小学校1,2年生にまでさかのぼってしまう。縦書きの学習帳に、見開き1ページの8割くらいで毎日日記を書き、先生に提出していた。

どうして飽きもせず、2年間毎日書けたのだろうなぁとふと不思議に思う。幼い記憶だから曖昧だけれど、「書くことが無い」で悩んだことは無かったように思う。小学生は毎日新鮮だから?

今日のnoteで書きたいことが見つからず、小学生の頃に脳内がタイムスリップし始めた時に、ふとある言葉を思い出した。

せんせい、あのね」 だ。

授業で読んだ本や遠足の感想文、日記、節目に書かされる「〇学期を終えて」。どれも先生に言われていたことは、「『せんせい、あのね』と先生に話すように書いてみて」だった。

「せんせい、あのね」こそ究極のペルソナ。私たちは小さい頃から、「誰に向けて書く文章か(ターゲットは誰なのか)」を考えるよう意識させられていたのだ。

「せんせい、あのね」と伝えたい人を想像する。日記の最後に書いてくれるコメントで、どんな反応がほしいかを考える。そして、えんぴつをノートに滑らせていく。伝えたい人が明確にいたから、そしてその人から毎日反応をもらえたから(先生は必ず2~3行の感想を書いてくれていた)、2年間ずっと日記を書いたのだろうなぁ。

書きたいことが見つからない時、「何を書くか」よりも先に考えるべきことは、「誰に向けて書くか」。そこが決まれば、あとはその人に向かって語りかけていくだけだ。

七夕について「何を書くか」で1時間悩み、結局パンダの絵しか描けなかった私の、ようやくたどり着いた答えです。

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テーマ #七夕

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