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“家族”を模索中

時々、「家族のやり直し」をしているような気分になる。

口数の少ない私の家族はコミュニケーションの取り方が独特だったと、最近になってやっと気が付いた。両親にあまり相談することはなかったし、自分から話かけてた記憶もあまりない。私はいつも聞き役が多いし、聞かれてもあまり話さない、なんだかおとなしい子どもだったような気がする。

ここ1か月はずっとモヤモヤしながら生活している。例外なく今日もモヤモヤ抱えながら家に帰ってきたら、4つ年上の同居人がご飯を食べていた。「今日は遅いね」と言うと、「ご飯食べたけど、おなかすいたからまた食べてる」と返ってきた。

いつもなら、「今日は仕事?」なんて言ってまず相手に聞くことからコミュニケーションを始める私も、今日は何か様子が違った。

「ちょっといくつか話していい?」と聞いた後、最近あった出来事を、1つも残さずきれいに話し切ったのだ。

「へぇぇ」と相槌を打ちながら、スマホをみる彼女。決して話を聞いていないわけでは無くて、気にせず私は話し続ける。

一通り話して、そろそろお風呂に入ろうと思ったところでふと、「あ、申し訳なかったかな」と思った。だってマシンガントークしたのに相手の話を聞かず、お風呂に入ろうとしているんだもの。ちょっとした罪悪感とともに「ありがとう」と言ったら、「お互い様だよ」と返ってきた。

彼女はとてもしっかりしていて、必要な場面では注意もしっかりしてくれる。ただ感情的に怒ったりはしないので、注意されると素直にごめんなさいが出てくる。そしてちょっとへこむ。

もしかしたら家族って、こんな感じなのかもしれない。リビングにいたら話を聞いてほしいし、怒られるのはちょっぴり怖い。

実家から離れ、新しい場所に知らない人と住み、家族って何だろう?を私は模索しているのかもしれないなぁ。


眠気が極限まで来ています。

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