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ポジティブ変換スキル

1年ぶりに会った友達は、最近転職を考えているらしい。これまでやってきたことを生かしつつ、子どもとの時間も取れる職場を探しているそう。

最近受けたところは、まるで大学受験のように試験科目のあるところだったそうだ。とくにど真ん中の職種ではなく、経験を生かしつつちょっとしたチャレンジだったという。受けると決めて1か月間、必死で勉強したけれど、小論文や面接で自分の思っていることがうまくできずにもどがしかったと話す。手応えはあまり無さそうだけど、「もしこれで受かったら、多分すごく人柄をかってくれたんだと思う」と言った。

手応えの無い試験の結果を想像するときに、「もしこれで受かったら」を考えられるあたり、前向きな子だと思う。さらに加えて、「自分の人柄」に自信が無いとこの考えにも到達しない。「絶対だめだ、どうしよう」と考えてしまいがちなところを、こんな風に想像しながら結果を待てるのは、この子の魅力だ。

「自分の良いところがよくわからない」とその子にぼやいた時、「見つけた!謙虚なところだよ!」と即答してくれたり、問題だらけのその子の人生を自分で、「今後どんな相談を受けても驚かない」なんて強みに変えようとしたり、この子と話すと、さまざまなネガティブがポジティブに変換されて返ってくる。だから一緒にいて楽しいし、しばらく会わないと「元気かな」なんて気になってしまう。あの子が一生ポジティブでいられるよう、なんだか協力したくなってもくるのだ。

ものごとに対するポジティブ変換、自分にも備えておきたいものです。



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