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この1年で成長したこと

友人の子どもに久しぶりに会うと、その成長具合にいつも驚かされる。1年前まではベビーカーに乗っていた子が、友人の手を握ってしっかり歩いていたり、こんにちわ、ありがとうの挨拶をにっこり笑って言えるようになっていたり。私はこの1年、何ができるようになっただろうかと思い返してしまうほど、子どもの成長に圧倒されてしまう。


子どもだけではなく、「出来ること」を順調に増やしている人を見ると心がソワソワする。私ももっと頑張らなきゃとか、時間は有限だから有効的に使わなきゃとか、いかに時間を無駄にせず動いていくかに気持ちが集中してしまう。

頑張らなきゃいけないとか、もっとやらなきゃダメだとか、結局自分が考え出したことなのだけど、なぜか自分は「そうするべきだ」と考えて疑わなくなってしまうものだ。これが続くと「休むのが怖い」なんて言い出したり、無理をしすぎて辛くなったりするのだろうなぁなんて、三連休明けの出勤でふと思った。

タイトな締切と寝不足が続き、疲れが出ているような気がする。1日中歩き回っての取材も多く、足が張って重たい。次、1日ゆっくり休める日はいつだろうかとカレンダーを覗いたら、来週末まで予定がいっぱいだった。しかし来週末には納期の原稿もある。さぁどうしようかと悩んだ時に、今回初めて「仕事を休む」ことが選べた。風邪をひいたり体調が悪くなる以外の「体調が悪くなりそうだ」で休んだことは多分初めてだ。

そんなふうに作り出した休日でしたことは、寝ること。本当は近所のカフェに行って読書したかったのだけど、どうしても起き上がれずに結局ずっと眠り続けた。時間がもったいない……という気持ちが頭の中を巡ったけれど、「もしかしたらこの睡眠を身体が必要としていたのかもしれない」と思うようにして、これで良かったんだと言い聞かせている。


人の成長は、他人からもわかりやすい部分とそうでない部分があるように思う。英語が話せるようになったとか、なにか資格を取れたとか、そういったことは他人からわかりやすい。けれど考え方を変えたとか、自分にとって生きやすい選択をするようになったとかは、自分が「成長」と認めてあげない限りわかりづらいよなぁと思う。


この1年で成長したこと。それは「ダメになる前に休む」勇気と、過ぎてしまったことを「これでよかった」と受け入れる気持ちを、持ち始めたこと。わかりづらいけど、ちゃんと「成長」と認めて、自分をほめてあげたい。


去年の毎日note


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