先々週までは都内でも積雪するほど冷えたのに、いまは薄手のトップスにアウターを羽織るだけでじゅうぶん快適に過ごせるくらいには、春の訪れを感じている。

これまでずっと春が来るたびに気分が落ち込んでいたけど、昨年以降、春に対する喜びを素直に感じられるようになった。

昨年は“イタリア旅行”というデカすぎる幸せ（＝楽しみ）を春のイベントに持ってきたから乗り越えられたのもあるけど、日常的に小さい幸せを見つけ、喜ぶことができれば、不安定な気持ちは軽減されるんじゃないかと思い試みた。

これはそんな昨春、季節の変わり目を受け入れるために見つけていた、小さな幸せの数々。

【20230216】
ピュレグミ買ったら最初の一粒目で星型が出た

【20230217】
楽器ケースにオル・メルのぬいぐるみをつけたチェロ奏者を見つけた

【20230218】
日仏学院にあるカフェにて。注文する際、はじめに「Bonjour！」と言えた（それ以降日本語）

【20230227】
お通じが良い

【20230310】
社歴5年目突入を目前に、会社近辺で未開拓のサボりスポットを見つける

……こうしてまとめてみると、思いのほか少なかった。でもいま振り返ると面白い。こんなしょうもないことに幸せを見出せて、当時の自分の心はなんだかんだ豊かだなと思う。最近こういう小さな幸せ、全然見つけられていないな。

というのも、いま私は一世一代の大勝負中であり、私に幸せを感じさせてくれるのはその挑戦に勝つことにほかならない。その一点に汲々として、日常的な小さい幸せに気づかなくなってしまったのかもしれない。大人が子供心を無くしてしまうように。

いまはその挑戦の結果を待っているところ。
これでダメだったとき自分がどんな心境になってしまうか分からなくて怖いけど、どんな時でも心に余裕が欲しいものだ。

「幸せないない！」と憂いてないで、「小さかろうが幸せあるある！」にしていきたい。