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【鉄フライパン】失敗しにくい料理の順番

三保原屋本店は静岡の家庭用品専門店。創業は1687年といわれています。

鉄フライパンの良さは、テフロン(フッ素)加工フライパンとは異なり「何度でも失敗できる」こと。
(テフロン・フッ素加工フライパンは、加工が傷むともとに戻りません。)

とは言え、失敗そのものが喜ばしいものではないので、失敗を減らすために「オススメの料理の順番」をお伝えしていきます。

結論から先に記載すると、
①野菜系
②お肉・玉子系
②炭水化物系

の順番が鉄フライパンに慣れる順番としてオススメです。


料理の温度帯の見方

鉄フライパンは、表面にテフロン加工のような「くっつきにくい」加工をしているわけではありません。
●高温で油をよくなじませること
●適切な温度帯で料理すること
が大切な作業となります。

適切な温度帯での料理については、こちらの動画をご参考にしてください。
(三保原屋店頭にで「リバーライト」のイベント中に撮影した動画を利用しています。)

油を多めに使っていただき・・
鉄フライパンの表面に油で”わだち”(油の道)のようなものが出たタイミングあたりで表面が170℃程度。

一方で、煙がでてしまっている状態は表面が210℃を超えている可能性があり、フライパンを火から遠ざける必要があります。
※テフロン(フッ素)加工フライパンは、超高温にすると加工が傷むのでご注意ください。

オススメの料理の順番

①最初のオススメは、野菜炒め

水分量の多い野菜が、鉄フライパンにはくっつきにくいようです。
キャベツ、モヤシなどがオススメです。
野菜炒めは、中華料理屋さんで食べるときのように「シャキシャキ」につくることができます。

②野菜炒めで慣れたら、肉や卵などのタンパク質

野菜炒めで、鉄フライパンに慣れたら・・・
次はお肉や卵など、タンパク質系のお料理がオススメ。

お肉を焼く際はポイントがあります。
それは「焼き始めたお肉をすぐに動かさないこと」。

焼肉屋さんで、お肉を焼くときを思い出していただきたいのですが・・・。
お肉をフライパンの上に置いて、加熱していると「少しお肉が反るようなタイミング」が出てくると思います。

このタイミングで、お肉を動かして頂くと、お肉がフライパンにくっつきにくくなっていると思います。

③最後は炭水化物系(餃子・チャーハンなど)

餃子を鉄フライパンで焼きたい!!という方が非常に多いのですが・・。
できれば鉄フライパンに油が馴染み、お客様も鉄フライパンに慣れてからの方がいいかと思います。

(最初から果敢にトライして、くっついてしまって、嫌になってしまう・・。というサイクルを何とか避けることが出来ればと思っています。)

餃子を焼く際は、貝印から販売されているターナーの利用がオススメ。

これを使うことで、私も餃子を焼く際の勝率(うまくいく率)が上がりました。

なお・・焼きそばをやってみたい方は、富士宮焼きそばがオススメ。
麺が油でコーティングされているので、他の焼きそばよりも焼きやすさを感じます。

焼うどんはちょっと難しいと感じることがあります。

とにかくあきらめないこと

せっかく買った鉄のフライパン。
お店としてもできれば上手に活用していただきたいところです。

(お店としては、テフロン・フッ素加工のフライパンの方が買い替え需要があり、お商売としては繁盛するのかもしれませんが・・!
それでも、鉄も良い道具なので使っていただきたいです!)

焦がしても、サビても、なんとかはなる鉄フライパン。
★ご自宅がIHの方は、変形すると使えなくなってしまうので、高温のフライパンをお水で冷やすなどの急冷等には注意が必要です。

しまい込むと、湿度でサビてしまうこともあります。
できれば、定期的に使っていただき、いろいろなお料理を楽しんでいただければと思っています。

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